最近、あきらさんのことを「さるちゃん」と呼ぶことがあります。 だって、さるちゃんだから。
「道徳の授業なんて、何の役にも立たなかったよねえ?」 と、あきらさんに問いかけますと、 「いや、僕はそんなことなかったよ。 幼稚園の時、困ってる人を助けよう、って授業があって、実行したもん」 それは大変感心ですね。
その授業のしばらく後のこと。 幼稚園児のあきらさんは、 白杖をつきながら歩いている人を見かけたので手助けしようと、 礼儀正しく「どちらへ行かれますか?」と尋ねました その方は「○○○ですよ」と答えてくれましたが、 なんと、幼稚園児のあきらさんはその場所を知りませんでした。 さあ困った。 「・・・そうですか、お気をつけて!」 と言って、あきらさんはその場を去ったそうです。
お、おバカちゃん…。 やっぱりさるちゃんだ。 でもかわいいーーー! きっとその方にも気持ちは伝わったことでしょう。
そして今日、それと同じようなことがあって、 今度はお助けすることが出来たそうです。 さるちゃんとしては、償いが出来たような気持ちだったらしい。 よかったねー。
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