あやのLA Diary
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2004年10月23日(土) お仕事一段落

は〜。ようやっと一息。

5日間のインタビューのお仕事、無事終了しました。
今回は、日本からのボスも初めてお目にかかるし、インタビューするアーティストは私がもう尊敬して、愛しちゃって止まないJazz Musicianなので、もう緊張緊張。。

私の通訳は上手く伝わり、自分でも長い事ここに住んでいるんだなあと実感しました。長期の公式な通訳のお仕事は初めてでした。
パーソナルのコーディネート権通訳や、取り引きの通訳、レコーディングのエンジニアとアーティストの間の通訳とか、そのようなお仕事が主だったので、今回のお仕事の、あるアーティストのライフワークを一冊の本に。。というような大役の通訳は初めて。
ひや〜〜。大成功で終わって良かったよ〜。

今回のアーティスト。
彼のコンサートはロスで見れる限りは、全部見ています。
その度に、ぶっ飛び、圧倒され、感動してました。
音楽のスケールが、全然違う。バンドのグルーブが強烈で、あまりの格好良さに心臓がばくばくするのに、メロディーは優しく、小さい時から聞いていた童謡のよう。ハーモニーは複雑なのに、何故か優しい。。毎回息もつけないくらい感動します。

今回のお仕事、始める前なんかどきどきしちまって私の内側は大変な事になってたんでした。(外側は、きちんとお仕事の顔してた。。と思う。)

上手く行かなかったらどうしよう。。とか、気難しい人だったらどうやって進めようとか、色々な懸念があってのインタビューでした。
始まってみると、このアーティストの方、すっごく気さくで、優しくて、それでやはり素晴らしい素晴らしい方で。

彼の昔から今に至るまでの曲を解説するのに、実際に自分でピアノをひいて下さり、感激。(涙)。。。。
複雑なメロディーの中に、美しいフォークソングのようなメロディーがあり、それをどうやって作曲していたのかがよく分かり、そのコードの響きがピアノの旋律に乗って、なんとも優しく響きます。ため息しか出てこない。。そんな状態に何度も陥りました。

古き良きJazzの時代のミュージシャンが皆んな友達で、一人一人と沢山の思い出を語ってくれました。事実、彼は沢山の方に曲を提供していて、その中には皆さんが良くご存じの曲も沢山あります。

ご本人、とても優しくて、これ、飲もう飲もうとブランディーを出してくださったり、私、丁度喘息の後だったので、咳こんでしまっていたのを心配して下さったり。。
中日には、お昼をご馳走する。。と彼自ら美味しいブレッドとポーランドのハム、ソーセージ、パテなどでもてなして下さって。
一緒にランチを食べながら、日本の事、彼のヨーロッパのクラブの事、昔の事等をお話し、至福の時間を過ごしました。

”Aya、君、面白いよ。気に入った!何時でも家に遊びに来なさい。”とまで招待されて、も−感激!!嬉しい〜〜。

全てが上手く運び、今日漸く家でゆっくり一人で過ごしてます。
まあ12時までリハがありましたが、その後、鯖弁当をMitsuwa marketで買って、彼のCDを聞きながら食べて、掃除機をかけて、お昼寝して。。なんてのんびり土曜日を過ごしています。

モイエスは今日、Willow Springというところへ、レースへ出かけています。
電話をかけてこないところを見ると、忙しく遊んでいるんだろうな。

あ。。アーティストの方の名前は、本が出来るまでお伝えしないでおきますね。分かっちゃった方もいるだろうな。

そんなこんながこの2週間でした。毎日が幸せで、夢のようでした。
今も彼のCDを聞きながら、インタビューを思い返していました。

何時か彼の音楽を皆さんにお勧めしますね。

それでは良い週末を。






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