あやのLA Diary
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2004年05月04日(火) Elder Butlerの思い出−2

2日後、彼等のお宅へ行き、憔悴しきっているEllaと、2人のお子さまを亡くされて呆然とされているElderのお母様を見舞いました。

Ellaは私に"Aya..Vaughnがどれだけあなたの事を愛していたか忘れないでね。”と言い"一生忘れません。”と応え二人で抱き合って泣きに泣きました。
お母様は上品な、可愛らしい方でそして敬虔なクリスチャン。Sunday Schoolでは聖書にまつわる色々なお話をして下さる方で、私は彼女から沢山の事を習っています。彼女も泣き腫らしたお顔でHugを下さり"Aya,Vaughnの思い出のお話をしてちょうだい。”とおっしゃったので、ツアー、コンサートの話、オーディションの後初めてお会いした時の話、そして話が昨日書いた私のスカートの話になった時、Ellaとお母様は大笑いしながらまた涙を流し始め、 "Aya..Thank you..We love you..."と3人で抱き合って暫くそのままで涙を流しました。

その後、家族代表で5人の姪達がお葬式で歌を歌う事になり、私がピアノを弾くようにEllaに頼まれました。勿論喜んでお引き受けし" Going up Yonder”という曲をパフォームする事になりました。
私達がリビングルームのグランドピアノを使って練習していると、お母様がやって来て泣きながら頷かれていました。
お2人しかいないお子様を両方見送ったお母様。そのお気持ちは計り知れないものがあります。彼女が悲しんでいらっしゃる様を見る事は胸が張り裂けんばかりに痛々しいものでした。

お葬式はその週末。LA日和の美しい10月のある日でした。お葬式所がご家族、いつもの教会のメンバー、新旧のBOBBのバンドメンバーと家族、他の教会の代表の方々、そしてレコード会社関係、他。。。人で溢れました。
Elderの生前のお人柄が偲ばれます
私達の歌はとてもエモーショナルで美しく、私は涙をながしながら演奏しました。

その後の教会のサービスでEllaは、若い女の子達にElderがどんな旦那様だったかを説明し、最期に教会の若い女の子達にメッセージを。”皆んな、きちんとあなたをTake careしてくれ、全てを受け止めてくれ、きちんとあなたが欲しいサイズのダイアモンドを指に嵌めてくれれる人を選んで下さい。私の旦那様はそんな人でした。”

そんな思い出が沢山詰まった家を引き払い、新しい人生を歩き始める準備が出来たというElla。そのお引っ越しをお手伝いしたのです。
とは言っても、このお家。4Bedroomに2Livingroom,Kitchen,3Bathroom,  地下のエンターテイメントのお部屋、もう気が遠くなるくらいの部屋に溢れんばかりの物。。。何日かかるか分かりません。私にもとても思い出深いこのお家。プールサイドでのBBQdinner,ジャクジーパーティー、歌のレッスン、Cable TVのShootingの後,テープを見に伺い、その後皆んなでテレビを見ながら家族の部屋で寛いだ事。。。

私ももう何回かお手伝いに行く予定です。彼女の新しい出発をお祝いし、Elderにも安らかに神様の元でお休みして頂く為に。

In Loving memory of Elder Vaughn Butler.
We will miss you.


あや |MAIL