ボクハウソツキ  -偽りとテレコミの日々-
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2002年04月20日(土) 古都(4)

暑い
蝉が鳴いている。
蜂が飛んでいる。

蜂は黒いものを攻撃する習性があるそうだ
なんでも巣を荒らすクマ等の唯一皮膚むき出しの
鼻が黒いからだって。人は頭を刺されることが多いらしい。

だから黒い車で、こんな群馬の山奥に来ると
ボディが蜂だらけになるワケ 
ぶんぶん
映画の舞台になった廃校をうれしそうに見物する
きょうこをながめながら、日曜の日ざしを浴びながら、
ボクはなんでこんな群馬の田舎にいるんだろう?
早く帰りてえ
痛切に思っていた。

昨日の夜をピークにどんどん冷めていく自分がいた
正直どうでもよくなっていたので
頭の中に
置き去りも一瞬よぎったが
がんばって付き合ったさ。

そんな気持ちが伝わったのか、東京へ向かう
車の中は雰囲気の悪いこと悪いこと
渋滞の中では口げんかまでしてしまう
東京駅に着くころには、帰りの新幹線の一時間前。
5時間前とはうって変わり、すっかり不機嫌になったきょうこは
「さよなら」の一言だけできびすをかえした。
遠いところから、わざわざ自腹で来てくれたコに
悪いことしたかな?って少し思ったが
5秒で忘れた


中華街にて

その後「いつこっちへ遊びに来てくれるの?」
とリクエストがあったが、かわしているうちに
キレた彼女からは連絡が無くなった。
やや後味の悪い終わり方だった。


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