螺子巻き日記。
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2008年11月27日(木) キバについて本気出して考えてみた。

※長文です。


渡きゅんの必要性の無さは異常だと思う(いきなり)

一応渡を中心にして話が展開しているものの、当の本人である渡自身の意志は周囲に聞き入れてもらえず、そもそも渡自身が周囲と対話して自分への理解を求めようとせずに嫌なことから逃げ回るばかり。しかも、引き篭もるだけというその逃避行動が物語に作用するということもない。
つまり、渡を中心に据えてはいるものの、周囲がそれぞれ勝手に動いているだけで、渡が話を動かしてはいないのですよね。
だから、一応渡が物語の中心に立ってはいるものの、別に渡がいなくても良いんじゃね? って思えてしまうんです。
少なくとも私はそう思います。

同じく自分で話を動かしていないというか話の中心にさえ据えてもらえず物語の蚊帳の外で、話を動かす力も権限も与えてもらえなかった主人公・シンちゃん@種2ですが、それでも彼はいつも自分で自分なりに一生懸命考えて行動をしていました。
軍人という自分の立場をわきまえない考え無しのおバカなものだったり、レイの言葉を受けて選んだ道だったりしても、それでもシンは彼なりに、与えられた情報や現状の中で精一杯無い知恵絞って考え、そして向かうべき道を自分で選んでいました。
私はそんなシンが可愛くてならなかったわけです。
シンは、浅慮で視野が狭いバカな子です。
それでも自分の心に正直に動く子でした。
ステラを救うための勝手過ぎる行動は本当に愚かしい、軍人として信じられないものでしたが、それでも「ステラを助けたい」という個人としての気持ちは最後まで揺らがない、人のために一生懸命になれる子でした。
最後の議長側について戦う道を選んだことも、親友・レイのことを想っての優しい選択だったと思っています。
視聴者側からしたら大局を見定められないバカな子だったろうけど、すぐ傍にいる先が長くない親友のために自分の道を選べる優しい子でした。
馬鹿でも、間違っていても、愚かでも、自分が見ている世界の中できちんと考えて道を選ぶ、一生懸命生きているあの子が可愛くて仕方なかったのです。

……シンちゃんについて語ると長くなってしまいスイマセン。
それはさておき今はキバです。ていうか渡です。

渡はそれとはまた違って、私には、自分で何も選ばず何もしていない子に見えるのです。
たまに選んでみても、それが外力に邪魔されると途端に折れてしまう。
先日の話で改めて戦う決意を固めたわけですが、それさえも母親の言葉があってのものであって自分ひとりでの選択ではなく、しかもその一言で決められるなら今までの葛藤や周囲の説得って何だったんじゃい、ってなモンですよ。
それも残りあと1ヶ月でコレですよ……


それと、物語もキャラクタたちの行動も行き当たりばったりが多過ぎる。
全部が全部その場凌ぎに見えます。特に現代編。
753なんかはそれが良い具合に面白く作用してますが(笑)
みおたんはキャラが変わり過ぎじゃないかね…… 健吾くんの扱いは杜撰過ぎやしないかね……
あまり出番がないめぐみんや静香ちゃんはその被害を受けておりませんが。
過去編はおとやんをはじめ皆あまりキャラのブレが無いなあと思います。だから過去編の方が楽しめるのかな。

子ども向け番組なんざこんなモンだよ、と言われてしまえばそれまでなのですが、もうちょっとこう、な……
まああくまで個人的な意見ですがね。


ところで「ブラッディ・マンデイ」のたける様の役名も「おとや」なわけですが、どうしてもこの音の響きは紅さん家の音也くんのイメージが強いので、名前を呼ばれる度におとやんに想いを馳せてしまいます。
ていうか「ブラッディ・マンデイ」の物語におけるたける様の存在意義ってあんまないよね(うわあ)
原作既読のおともだちが「健くんすっごく格好良い役だよ!」って言ってたから、もっと目立つポジションだと期待していたのですが……
今のところ特に格好良いと思うこともないのですが…… 
弓道姿にときめいたものの、それは役ではなくたける様自身にときめいただけなのですが……

結局このドラマは「ハッカーとしての腕は卓越しているものの特に教育も受けていない一介の高校生に国の命運を委ねてはいけない」という話なわけですよね。主人公様がすぐにテロリストに屈するのがイライラするぜ。
主人公様の超ド級のシスコンぶりは大好物ですが。妹大好きで妹とイッチャイッチャしまくるところを見るととても心が安らぎます。この間の話での、妹に嫌われて愕然としているところなんかたまらんかったです。


こりま