螺子巻き日記。
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2008年10月08日(水) 延々と語り過ぎじゃないかっていう

まず先に一言レスですよ。

・こりまさん、こんばんは。 以前ギアスは〜
>こんばんは。まだいらしてくださっていたのですね。嬉しいです。
その節は本当にありがとうございました……!(深々)
お陰でとても楽しめる作品を見逃さずに済みました。
あのような、自分の萌えを吐き出しているだけの感想を楽しんで頂けて幸いです。
ギアスは本当に面白いアニメでしたよね。
ルルはあの後Cの世界的なところでユフィやシャーリーやロロやマオやパパママやら長男以下兄姉弟妹らと共にキャッキャウフフとばかりに暮らしていると信じて疑っていません。皆に「お疲れ様」って言ってもらって、少々「よくも殺ってくれたなコイツぅ☆」とかイヤミを言われながら、皆で一緒になってナナリーたちを見守ってのんびり過ごしているのだと信じて疑っていません。脳内妄想はタダですからね!
今後もぽつりぽつりと好きなように感想を吐き出していきますので、よろしければ是非〜。
とりあえずこの下に早速電王感想があります(笑)
身体の心配までして頂きありがとうございます。



英生新刊感想とかは後日…… まあ大したこと書かないけど。


さて。
さら電ですよ。
ネタバレ怖いからCDも台詞ver.は聴かず、買ったムックもお預けで、とにかくひたすらに出来うる限りネタバレを回避して挑みました(その割に某所でネタバレ画像拾ってはうひゃっほおおおおいとなってたけどな!)
とりあえず初日に2回観てきまして。
こうのちんとふたり分、4枚チケット買ったんですね。
つまり、入場者プレゼントのマグネットもその場で4つ貰ったわけでして。
キンちゃんが出てきたら何が何でも頂く……! とか思いながら1つずつ開けてみてですね。
いやーびっくりしました。
まさかのリュウタ4カード。なんという……!
日曜に別のおともだちとまた観に行く予定なので、そのときに誰かキンちゃんが出たら交換してもらうんだ……

もう本当にすごく面白かったです。
電王のすごいところは、とにかく話の軸がブレないところなんですよね。
しっかりと立った一本の軸が決してブレることがないから、物語の筋道がしっかりしている。
それこそが電王という作品の素晴らしいところであり、だからこそ安心して物語を楽しめるのだと思います。
本当脚本家さんはすげえなあ……と感心してしまいます。

2回観に行って、2回ともお客さんが同じところで笑ってるのがすごいなあと思いました。
この場にいる皆電王ファンなんだなあ、と当たり前ながら妙な連帯感を(笑)
親子連れや女の子ばかりではなく、男の子ふたり連れとか、カップルとか、ご夫婦とか、オッサンひとりとか、様々な方が観にいらしてました。
電王の魅力は本当に沢山の人を惹きつけているのだなあ、とかしみじみしてみたり。

以下ネタバレ保護色感想。

まずはいまじんあにめ。
・「ワンやでえ!」なかなかの破壊力です。
・リュウタが女の子の格好してても普通に可愛いから困る。
・「街売りの少女」吹いた。
・とにかくもうこれで正真正銘最後なんですね。しみじみ。
・と思ったけど考えてみたらまだあるじゃんいまじんあにめ。

で、本編。
・着ぐるみなかったorz
・激しく楽しみだったのに…… そのくせパンフやCMではその姿を見せるだなんて、何とDC版購入意欲をそそる手法……!
・どーん! って体当たりし合う桃竜兄弟かわゆ過ぎる。
・リュウタはひらりとみをかわした!
・なんかあれだと結構頻繁に、普通に良ちゃんのところに遊びに行ってるみたいだよね……(一応幽霊列車の調査のため久し振りに現代に出てきたから、ということらしいですが、そんなのもうどうでもいいから皆しょっちゅう良ちゃんの顔見に行ってることにしとけ)
・後ろで一生懸命ビー玉取ろうとしてる可愛い生き物は何ですかあああああああああ。
・「おい、金くれ」何というチンピラぶり。
・相変わらずお強いコハナ様。
・早速のイマジンバトルでワタクシ大興奮! ガワでのバトルって最高です!
・幽霊列車が現れて以降、ハナちゃんのお相手はモモさんでファイナルアンサーだな……と思いました。要所要所で守ってあげたりセットだったりしてかわゆいん。
・侑斗がコハナたんを庇うところでは否応無く興奮したよ! 身を呈して娘を助けるパパ格好良い!
・その後逃げずに父親を守るように立ちはだかるコハナたんの勇ましい姿に目頭が熱くなる。
・幸ちゃんは第一印象からお気に入りです。生意気っ子かわゆい。
・しかしそれよりも可愛いのがテディです。
・テディ可愛いよテディ可愛いよテディ!
・執事可愛いよ執事。
・生意気っ子と、それに寄り添い従う執事とかもうね。
・おまけにお互いにベッタリ信頼し合ってるんだぜ…… 可愛過ぎる。
・カットされてしまった幸ちゃんとテディの犬の糞シーン(笑)見たかったなあ。
・「おい、熊。おじさんって言われてるぞ」爆笑。
・「テディベア……被っとるやないか」問題そこなの。
・「成程」ひとり納得しないでお母ん!(笑) ていうかお母んはおばさんだろう(問題そこなの)
・ストライクさんお強いわあ。
・幸ちゃんとテディの信頼度や、電王としての力の使いこなし方から見て、良ちゃんが攫われたから〜ということで慌てて立てた代理ということではなく、実際に未来の電王として活躍していると見て良いんですかね。
・モモさんはちょっと変わった名前は食べ物として認識してしまう病気なのか。天丼て。
・「バカじゃないの」リュウタの言い方にゾクゾクします。
・デンバード飛び出すのかっちょええ!
・スポーツで健康的な汗を流すオーナーのとびきり良い笑顔が前半の山場です(えー)
・「ガンバ!」じゃねえ!(笑)
・やはりお強いストライクさんよりお強い死郎さん。
・辛うじて寸止めながら、しっかりと孫を助ける辺りがやっぱり良太郎様……!
・「象を守れとか」「象?」モモさんのすごい信用のなさ。
・「ぱおーんや!」言って欲しかったな……
・入院侑斗の世話を甲斐甲斐しく焼くお母んの姿にときめく。
・侑斗とお母んが手を取り合って「俺達が守った未来だ」の場面にはじんわりきた。はあ……侑斗は本当に格好良い……
・ツアーガイドなナオミちゃん。
・ガイドはあくまで道案内のみ。というわけでさっさと帰っちゃうナオミちゃん。
・ジークによる優雅なお出迎え。
・お母んの溶け込みっぷりったら。
・よく巷で「お母んは主婦の井戸端会議に参加出来る」とか言われてましたが、見事にその通りでしたね。
・「外人だから」「外人なら仕方ないな」仕方なくないよ。
・情報収集といえば、それのみがアイデンティティの僕らのウラタロスさんの出番だ!
・犬に吠えられてビクビクモモさんかわゆい。
・てかここでもコハナたんとセットで本当かわゆいのうかわゆいのう。
・キンちゃんとテディはお留守番で将棋しつつ幸ちゃん談義。
・テディは幸ちゃん大好きなんだな。かわゆい。
・「俺らも親切ではないっちゅうこっちゃな」とか相変わらずキンちゃんは格好良い。結婚して。
・ジークはおねむ。
・リュウタがお姉ちゃんのそっくりさんを発見するっていうのは、出番が少ないお姉ちゃんや尾崎三浦コンビのためのささやかなオマケなのかな……とか思っていたら、それこそが伏線だったとは。
・現代と過去とで同じ会話してるっていうのが良いよね。
・夕飯シーンがたまらない。
・ひとりで特訓幸ちゃんをこっそり覗き見モモさんが、すごく、温泉客です……(ムックでの中の人の発言参照)
・性格は違えど根本に通じるものは同じ。タフなんだか頑固なんだか。
・幸ちゃんとモモさんの遣り取りをこっそり聴いてたりしたのかな、テディ。幸ちゃんが振るっていた棒を拾い上げてしんみりしている姿がこれまたかわゆい。
・コハナたんの布団に潜り込もうとする青いの自重。
・全力で拒否られてて吹いた。
・ボロボロのテディが転がり込んで来ててんやわんやな中、あくまでジークはおねむ。大物過ぎます王子。
・「良ちゃんは絶対に大丈夫」という点で皆の心がひとつなのが素晴らしい。こっそりジークも賛同してたよね、確か。
・イマジンアクション再びウオオー!
・リュウタが子どもを助け出したシーンで、「ああ本当にリュウタはものすごく成長したんだなあ。良ちゃんたちに育てられて、こんなにも良い子になったんだなあ」と思ってそれだけでじんわりきた。
・その後モモさんと協力したりとか、ゼロフォームと背中合わせとか、本当に本当にもう……! と感慨深い。
・「クマちゃん助けて〜っ!」ってリュウタ可愛い!
・その後転がり落ちたリュウタをがっちりキャッチ! リュウタちょっとその場所譲って!
・しかし次の瞬間あっさり落とされるリュウタ。やっぱり譲ってくれなくて良いよリュウタ。
・「クマちゃんのバカ!」はー本当可愛い。何という父子。可愛過ぎる。
・「退治してくれようモモタロスぅおわっ」吹いた。
・敵の女の子に対して「今度は釣られてね」とあくまでウラらしく締める辺りが素敵。
・スカルフォーム幽汽VSモモさんは本当凄かった! 手に汗握るとはまさにこのこと。
・あんなにも激しく砂出るのか。
・倒れ行くモモさんの姿にあわわわわってなった瞬間お母んの「モモちゃーん!」で「え、ここ笑うとこ?」ってなった。芳忠さん、何というアドリブを……
・ここでのM良による「俺、参上!」は最高!
・「ごめんねモモタロス」で「あああああー良ちゃんだー……!」ってニヤニヤした。うん、良い。
・全員で変身!
・「姫、私の分も」「あんたまだ戦ってなかったの? 今まで何してたのよ!」本当にな!
・「私はもう言った」王子素敵過ぎる。
・「行けー!」コハナ様のすごい総司令ぶり。
・橋で軽やかに戦うゼロノスがものすごく牛若丸っぽくてドキドキした! 格好良い!
・まさかの乗馬。
・良太郎様の落馬ぶりが見事過ぎる。
・「幸太郎、カウントはいりませんよね」「うん、0からが本当の勝負なんだ!」すごく好きな台詞です。「ファイナルカウントダウン」ってそういう意味だったんですね。こんなところまで素晴らしい。
・電王のボスキャラの倒し方は毎回凝っていて、その辺りもすごい。どのボスも強敵だっていうのがよく判る。
・死郎とソラは本当切ない…… 最初のうちはソラ自身「もう一度死郎と生きたい」と思っていたのだろうけど、やがてそれは間違いだということに気付いて、でも死郎を止めることは出来なくて、そうして長い間愛し合いながらも気持ちが擦れ違ったままだったということがとても切ない。
・桜愛が大好物の私としては、別人とはいえ二人の幸せな姿を見ることが出来て、本当に泣きそうになりました。桜井さんと愛理さんじゃないけれど、でも桜井さんと愛理さん……!
・「象を見に来た人を全員皆殺し→生者と死者の反転」という図式にはいまいち納得がいかないなあ、と思っていたのですが、「特異点自身に自分の祖先を殺させる」というパラドックスによる爆発的な変化を引き起こす、という説明にすげえ! って声出しそうになった。
・田吾作とな。
・おじいちゃんと孫の遣り取り和む。
・2058年の良ちゃんに「ありがとね」と言えた幸ちゃんの笑顔の可愛らしいことよ……!
・しかし未来はあんなにもナチュラルにイマジンが闊歩してて良いんですか。
・身振り手振りのテディ可愛いよテディ。
・スタッフロールの絵でハナちゃんがいて、スタッフの愛にホロリときたわ。

結論;電王は野上家物語。


一生懸命思い出してこんなところ!
本当に面白かったです!
電王大好き愛してる!!!!


更にちょっと真面目に色々。やっぱりネタバレなので保護色。

「電王」という作品を終わらせる手段として単純に思いつくのは、
・電王という存在を失くす(良太郎が変身出来なくなる)
・モモタロスたちイマジンとの完全なる別離
といったものだと思うのですが、そういった寂しい方向ではなく「世代交代」というとても前向きな姿勢で幕を引く辺りも、とても電王という作品らしく素晴らしい方法だと感じました。
今までテレビで彼らが守ってきたものを失わせることなく、これからも受け継がれていくものだけれど、良太郎とモモタロスたちの物語はこれでおしまい、というかたちに収めてくれたというのが、一ファンとしてとても嬉しいし、またこういった話運びにした脚本家さんの手腕に感動してしまいます。
いやもう本当にですね、自分もちょこちょことお話を書いてみたりする者としてですね、ここまでしっかりと骨格を保って、尚且つこの上なく面白い作品を書けるというその才覚は本当に本当に素晴らしいなあと思うのですよ。感動の域です。


それと、真面目な話ですね、本当に良ちゃんとモモさんの絆ってすごいなあと思うんです。
スカルフォーム幽汽とモモさんとの対決時の、モモさんの「どうしても駄目なときは俺がお前をやってやるから」という発言に、本当にびっくりしたんです。
良ちゃんが死郎に言った「僕が出来なくても仲間が何とかしてくれる」っていうのは即ちそういうことだったんだろうけど、それを良ちゃんが言葉にして頼まなくても、モモさんにはそれがお見通しだったわけで。
良ちゃん自身も、伝えなくともモモタロスは解ってくれるだろうと思ってのことだったんだろうし。
それだけ二人は信頼し合っている上に、モモさんは「良太郎は絶対に戻ってくる」とまで信じていて、どれだけ追い詰められようとも一度も諦めず呼び掛け続けて。
そして良ちゃんはそれに応えた。
お互いに信頼し合っていて、しかもお互い絶対に応えるんですよね、この二人って。
それはあの「ごめんなさいは?」から始まって、「これからは姉ちゃんのことも全部言え!」に続いて、それから「ちょっとでも守りたいものがあるとすれば、『今』ってヤツだ」へと繋がって、そうやって育まれてきた絆なんですよね。
まあその信頼感も、ウラたち他の3人も同じであると判ってはいるのですが、やっぱりその中でもモモさんのそれは群を抜いているんじゃないかと思うのです。
象のことを伝えるときも、「モモに伝えた」というより「モモだから伝わった」のだと思いますし。
それらを踏まえた上での、傷口から砂を吹き出しながら倒れるモモさんの腕をスカルフォーム幽汽の手が掴んだ瞬間と、そしてそこから続くM良の口上でのカタルシスったらないわけですよ。
モモさんが差し伸べ続けていた手を良ちゃんがしっかりと掴んだ、という、真実お互いが信頼し合っている何よりの証明といったカンジで、そりゃもう言葉もないわけですよ……!

なかなか上手く纏められませんが、とにかくこの二人の絆は最高のものだなあと思うのです。
それもまたこの作品の軸のひとつなんですよね。そこが変わらず物語の重点に据えられている辺りも、やっぱり素晴らしい作品だと思います。


長文過ぎてスイマセン。
でも後でまた何か思い浮かんだらダラダラ書き連ねたりするんだぜ……
これってもう日記じゃないよね(今更)
あ、日曜のイベントはT-JOYで見てきます。楽しみ過ぎるウヘヘ。


こりま