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2011年07月13日(水) W杯優勝一周年特集 Part.1 ピケ&チャビインタビュー


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 W杯優勝一周年特集 Part.1   22:00:31, 水曜日 13, 7月 2011


あの日から一年。ラ・ロハの選手たちは、この一周年記念をどのように祝ったのでしょうか? 現地スペインでは、記念のドキュメンタリーもいくつか放送され、選手たちもそれぞれ各メディアのインタビューに応じたようです。
私はというと、選手たちにサインしてもらった代表のシャツを着て外出しました。「スペイン代表?」ときいてくれた人には罰ゲームとして漏れなく「今日はなーんの日?」という面倒くさい質問を投げかけ、その格好のまま、ヒスパニックコミュニティのバーでアルゼンチン戦を観て、サルサやメレンゲを踊ってきました(もちろん、踊れないから教えてもらいつつ……)。

では、あの奇跡の一日を選手たちの思い出話と共に振り返りましょう。一年前の7/11のブログエントリーはこちら

ジェラル・ピケ「大会は最初から最後まで、忘れ難いものだった」
(by El Pais



 ビセンテ・デル・ボスケはいつもおれたちの指導者だった。最初の日から、彼は「我々は一ヵ月を一緒に過ごすことになる。最も大事なものは素晴らしい雰囲気だ」とはっきりさせていた。と同時に、彼は潜在的な問題にも敏感で、TwitterやFacebookといった、おれにはまだ馴染みがないが、プジョルはかなり夢中になっていたものを禁止した。でも最終的には、おれたちはそんなに退屈しなかったよ。大会は最初から最後まで、忘れ難いものだった。

ラス・ロサスでの最初の数日間は、誰も優勝については語らなかった。誰もが静かに共有していた期待感はあったけれど。中にはバルサとマドリーの選手たちはお互いをほとんど理解し合っていないという者もいたが、とても結束の強い集団が出来上がった。もちろん、おれはペドロや、ブシや、チャビとの方がより仲良くやっていたけどな! でも残りのやつらとだって何の問題もなかったよ(おージェラル)。覚えてるよ、たとえばポチェフストルームで、ペペ・レイナ、ジョレンテ、それからセルヒオ・ラモスと自分たちの部屋やダイニング・ルームでW杯について延々喋りまくったこと。物語は、スイスに負けた失望の後から始まった。

おれは、スペインが準々決勝かラウンド16で負けるのは、初戦で苦労したことがないからだってセオリーを持ってる(た)んだ。二試合で勝ち進み、最後の一試合はフレンドリーみたいな。でもおれたちは負けから始まった。スイスに負けた後、おれたちは生きるか死ぬかという状況に陥った。

試合の後のロッカールームでは、誰の声も聞こえなかったよ――アルベロアだけは別だ。彼はいつも楽観的だから[アルビーらしい]おれたちは、スペインのクオリティについてとても多くのことが言われた後で、グループステージで帰国することになることを考えた。だけど皆、自分たちがいいプレーをしてるとわかっていたよ。それが鍵だった。おれたちは、自分たちのアイデア、フットボールに自信を持っていた。

ホンジュラス戦を迎えたが、あんなふうにナーバスになった試合はほとんど経験したことがなかった。前半では何も成し遂げられなかったというのは紛れもない事実だが、でも後半でビジャが現れた。あのゲームでは、プジョルもまた、なぜ彼が天才かおれに証明してくれた。彼は誰も通さなかった。それにおれがスイス戦でエルボーをくらって唇を切った後で、彼はずっと大口を開けて笑ってたよ。
あの事故の後、ぺぺはおれが何か話し始めようとするといつだってムニャムニャ言い始めて、みんなもそのいじめに加わるんだ。まあとにかく、おれたちはW杯の舞台に戻ってきた。チリ戦では最初から最後までコントロールしたよ。次のラウンドへ向かってね。

おれたちは皆、ポルトガル戦ではクリスティアーノ・ロナウドが危険だとわかっていたが、守備において警告を受けていれば、彼らは組織的なチームというよりはもっと個人主義的なチームだったから、それほど苦しまなかったよ。ビジャはまたしてもノッていて彼のゴールは勝利に相応しいものだった。おれが一番苦しんだ試合はパラグアイ戦だ。たぶん皆、それぞれに準々決勝の呪いという見えないプレッシャーを感じていたんだな。PKの笛が吹かれた時、おれはこれですべて終わりなんだと思った。だけど、イケルが……なんて偉大なんだ! すべてを元通りにして、ビジャが試合を終わらせた。

PS3のゲーム大会じゃおれが勝ったわけだけど――W杯の残りの試合は見たよ。アルゼンチンを4ゴールで沈めたドイツにみんなが魅了されたのを覚えてる。誰かが言った――「これはEURO08を戦ったあのチームとは違う」また誰かが言った。「エジルとケディラだ」そしてまた別の誰かが「ミュラーだよ」
だけど一番ショッキングだった出来事はブラジルの敗退だな。あの日、おれはデル・ボスケとどこかへ行くために車に乗っていた[二人でどこへ行こうとしていたのか、そこんとこもっと詳しく]友達のペドレトがブラックベリーをメッセージ攻めにしてきて……『オランダのゴール!』と彼は書いてきた。 『メロ退場』彼は続けた。『ブラジル、敗退』と彼は締め括った。ビセンテとおれはお互いを見て、言葉を失った。おれも彼も「うひゃ〜……ブラジルが敗退したぞ。おれたちチャンピオンになれるかも」って考えていたって言い切れるよ。でも、まだ長い道のりが控えていた。

まず始めは、ドイツだった。だがおれにとっては明らかだった――「おれたちはこの大会で優勝する」「まあ、これは準決勝で、それからまだ……」と他のやつらが言うと、おれは「ああ、わかってる、だけどおれたちはこの大会で優勝するんだ」と言っただろう。そしてそんなふうになったんだ。

ドイツを倒してしまうと、オランダが残っていた。サッカー・シティへ向かうバスの中で、誰一人口を利かなかったことを覚えてる。プレッシャーを感じ、ナーバスになっていて、そして集中していた。ハエが飛ぶ音だって聞こえなかった。説明するのは難しい、物凄いな何かが生み出されていた。おれたちは皆、ブラックベリー越しに会話してたんだ! お互いを励まし合い……「Vamos(行こうぜ)」「やらなきゃ」「おれたちのものだ」っていうふうにな。途方もないことだった。激励のメッセージ。そして、デル・ボスケとは普段通り話をした。叫ぶこともなく、適切な言葉を話しただけ。おれたちにとってはそれがよかった。

決勝では、それまでの試合とは違い、おれとプジョルはお互いに70分間は何も話さなかった。シーズンはとても長かったから、疲れ果てていた。延長に入ると、他の何よりもペナルティに対して本当の恐怖を抱いた。パニックばかりはどうしようもない。でもその時、アンドレスが現れ、ゴールと栄光がやってきたんだ。



チャビ「なんて苦しみ方と、なんて勝利の味わい方なんだ」
(by El Pais



スペインが世界王者になって一年、チャビはいまでも優勝前にチームが味わった苦しみがどれほどのものだったかを覚えている。まるで、初戦での(スイスの)フェルナンデスのゴールは、オランダとの最後の試合でイニエスタが決めたあのゴールよりも価値があったかのようだった。
「問題はEURO08にあった。すべてはおれたちの望み通り起こり、おれたちはピッチ内外で素晴らしい時を過ごした。最初から最後までとても楽しんだ。W杯では、それを克服するためにより多くの努力が必要とされた。おれたちは優勝できると確信していたが、低い気温や雰囲気、遅いキックオフ、始まってすぐのスイス戦の敗退に適応しなくてはならなかった」

チャビは、ホンジュラス戦については何ひとつ良いことを覚えていない――ショッキングな予想外の出来事が起こる危険性はあった――そしてチリ戦――「おれたちはラッキーだったんだ、本当のことを言うとな」――そして彼は、パラグアイ戦で彼らが苦しんだ時間帯を忘れることができない。「彼らの守備を打ち破るのは難しかったが、おれは監督に試合と、おれたちがいいプレーをしていたことを思い出してくれと言ったことを覚えているよ」
しかしながら、チャビはポルトガル戦やドイツ戦、オランダ戦を見返すことを楽しみ、ラ・ロハが決して自分たち裏切らないことを幸せを感じるという。「おれたちは自分たちのスタイルに忠実だ。監督は悪い初戦の後の批判を耐え、おれたちは良く戦い抜いた」

おそらく、プロセスがそれほどタフだったからこそ、選手たちはイニエスタが決勝でゴールを決めた途端、泣き始めたのだろう。
「おれは泣いたよ。なんて苦しみ方と、なんて勝利の味わい方なんだ」



チョリが(たぶん)Twitterアカウント取得!



親友にして新郎のベストマンを務めたアルベロアがリークしたのだから間違いありませんっ! 現在マドリーの選手としてプレシーズンをLAでスタートさせたチョリことアルビオルの今後のつぶやきと、アルビーとの絡みに期待しましょう。






おまけ:省エネ促進CMの新しいバージョン

とっても懐かしいコレ、覚えてますか? W杯が始まる前に書いたブログで紹介したペペ「みんな、もっとオナニーしような!」じゃなくてスペインの産業観光商務省による、スペインの家庭における省エネ促進キャンペーンです。

そのキャンペーンの新CMをマルヲさんに教えていただきました! これが短くてぎこちないけど、萌&笑のツボがたくさん詰まった美味しい作品に仕上がっております。







相変わらず無気力なシルバ。それでもなんとなくやり切った感(完全に勘違い)に満ちた表情。イケルのGKグローブをあろうことかシルバに横取りされて揉み手するチャビ。突然どこからともなく現れるブスケ。チャビとイケルはただのオッサントーク。それでも、そこはかとなく漂う萌える雰囲気。「おれのW杯で使ったジャージも入れなきゃダメなの?」ときくイケルに、「おれは入れないけど」としれっとして言うチャビ(でも実は半分もCMの意味を理解してません)そして一番気合いの入った演技を見せるデル・ボスケ


後ほど、ブスケツやデル・ボスケ、マタなどのインタビューなども。それから、オフシーズン企画第二段として、ラ・ロハとW杯に関する投票もやってみようと思っています。

では、あの感動をもう一度

人気のない決勝当日のスペインの街角に響き渡った、カマーチョの後世に残る名言をお聞きください。
INIESTA DE MI VIDA!
(我が人生のイニエスタ!)



コメントもこちらから。私が旅の途中で撮っただいたいが欧米の風景写真が表示されます(地味に交換してます)




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