7月大歌舞伎。今日で段治郎さんの権助と会えるのも最後かと思ったら落ち着かず。せめて昼の部だけでも・・・と予約の電話入れてみたらチケット取れました。複雑、でもまた会えると思ったら急に元気出た(^^)。仕事は・・・暇じゃないけど休めないこともないくらいの忙しさ。有給も出たことだし。思い残すことなく歌舞伎座へ出発!
「桜姫東文章・上の巻」 もうね、桜姫(板東玉三郎)と権助(市川段治郎)のあのシーン(ポスターにもなっている)見たさに来たと言っても過言でないくらい。美しくてエロチックで。お子さまは見ちゃダメです(笑)ってか、見てもわからないと思うけど。あのギリギリのエロさというか。権助の色気振りまきの魅力とか。思った、悪い男なのにやたら女にもてる、色気持っているという独特の魅力。子供の視線では「悪いことしたのに何で?」ってなるのではなかろうか?とっくの昔に童心なくしてしまった私には想像でしかないけど。 上の巻も終わってしまって。今日はここで帰る予定だったけど、やっぱり段治郎さんの権助を最後までみたい!という気持ちに勝てず。幕見席のチケットを求めて並ぶ。権助は「下の巻」に入ると俗っぽくなっちゃって上の時みたいに強烈な色気は発揮しなくなるんだけど。段治郎さんの大舞台。やっぱり最後まで見なくちゃ。 というわけで、本当に昼夜通しで歌舞伎座に入り浸ってしまった・・・ 久しぶりの幕見席。値段が安い、当日並べば(よっぽどのことがない限り)歌舞伎が観れる、ということもあってか、年齢層若め。そして外国人も多い。舞台からは遠いけどセリフははっきり聞こえるし(もしかして1階席より聞こえいいかも)利用しない手はないなぁ、とあらためて思いました。
「桜姫東文章・下の巻」 下では桜姫の見所たくさん。お姫様言葉から「おい!」と姐さん言葉まで。久しぶりに戻った家で敷かれたふとんのみすぼらしさに「きたねぇ布団だな」と連発しつつもふてぶてしく横になる桜姫には笑えた。ただただ桜姫の変わり様に圧倒される権助もコミカルで。その分権助おとなしくなっちゃうんだけど。 最後の一同そろってのあいさつで何となく段治郎さんが一番「ほっ」というか「やった」という達成感にじみ出ていた気がした。私が書くのもなんだけど本当にお疲れさまでした。
「義経千本桜〜川連法眼館」 もう、最後まで観よう!ということで段治郎さんは出ないけど観てきました。猿之助休演ということで市川右近が宙乗りを勤めるということで。宙乗りばかりが有名だけど早変わり、衣装替え、「?」って場所からの登場。観ていて飽きません。話を理解する、できるは別としてお子さまでも楽しめるだろうし、初心者にも受け入れやすい演目ではないでしょうか?
さすがに昼夜通しでいると疲れる。10時間くらい同じ場所にとどまっているという状態だもん。でも、明日からの仕事また頑張れそう。気力で朝起きないと行けないけど(^^;)
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