ラズベリー日記

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2004年06月06日(日) 助六

あ〜。寿司じゃないです。市川海老蔵襲名公演6月夜の部。
夜の部で海老蔵は「助六由縁江戸桜」のみ登場。このお芝居、なかなか主人公の助六(海老蔵)が登場しない。夜の部最後の演目ということで休憩時間も含め開演後4時間くらい経ってやっと海老蔵にお目にかかれたという状態です。まぁ、こうやってもったいつけるのもなかなかイキなんですけどね。それにもったいつけるだけあって海老蔵の助六はとにかく格好良くて色気ぷんぷん。役の上でもとにかくモテるという役。けんかっ早くて(これには理由があるんだけど)、どこか幼なさが残って、母にはとにかく頭が上がらないという設定も愛すべきキャラ。こんなモテモテの助六の彼女が揚巻。(=アゲとマキで助六寿司)今回の揚巻は玉三郎。衣装の豪華さに負けない美しさ。もうため息ものです。こんなべっぴんさんが彼女だったら誰も認めないわけにはいかないでしょう。この揚巻という女性がこれまたさっぱりとした性格で、この毅然とした性格が気高くて大好き。助六が気に入らない髭の意休(左團次)という成金オヤジを気の毒なくらいコケにするんだけど。ここが助六に一途で可愛らしかったりもする。
歌舞伎というと堅いイメージがあるけど、演目によっては遊び心満載のものもある。助六もその一つ。「冬のソナタ」のオープニングが突如流れてパロディーあり、NewSの曲が流れて「海老蔵を応援よろしく」。「喉が渇いた。おーいお茶」というと本当にペットボトルのお茶が運ばれてきて「お茶はやっぱり伊○園」とさりげなく宣伝が入ったり。まぁ、助六は典型的二枚目の役なので周りの役者がこうやって盛り上げたりするんだけど。会場はもちろん大爆笑。こうやって長いお芝居の合間の息抜きがなされるんです。これらのアドリブがまたお芝居の楽しみなんだよね。

助六の6月公演のポスターが売られてたんだけど。これ、雨が降っていなかったら買ってたかも。このポスターの海老蔵がとにかく好きで。っていうか、公演ポスター売っているの初めてみた。普段売っているものなのか???

2階ロビーに襲名にちなんだ展示コーナーがあるんだけど。ここで見てきました!フランスの某超有名ブランドに特注したという鏡台。組み立て式の脚を取り外していたからかな?思っていたよりは大きくなかったけど、持ち運びできることを考えたらあれくらいなのかも。でも実際使う時は脚はつけないような気がする。モノグラムの中に三升の紋が入ると聞いていたけど、私が見た限りではなかったと思う。鏡がちょうど立てて展示されていたので、記念にと自分の姿映してきました。髪なんかちょっとなおしちゃったりして。小市民の楽しみ(苦笑)。

来週は昼の部へと行ってきま〜す♪


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ちか [MAIL] [ラズベリーピット別館]



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