2014年05月20日(火) |
車田正美小冊子第二弾感想+セインティア翔10話感想+車田水滸伝3話感想 |
人にとってのベストバウトは自分にとってもベストだった車田正美ベストバウト小冊子第二弾感想。
聖闘士星矢 これこれ、これが来るって思ってたんだよ、ベストバウトなら……! 主要キャラも出揃ってるし、第一部完の決定的な戦闘だし、物語の流れがここだけ見てもかっこよすぎて絶対星矢の中でもベストバウトに挙げられるべき戦闘だと思う。もっとも、個人的な贔屓は宝瓶宮戦ですが。語ると長くなるので今回は割愛。 LoS公開直前まで待ってたって感じですかね。
雷鳴のZAJI 装鋼の力=借り物というと聖闘士の世界に跳ね返ってきそうですが、星矢たちの場合はあくまで本人たちの小宇宙が最前提、聖衣はあくまで防御兼増幅装置だから問題ないのか。
B’TX って、B’TXもデジタル版は集英社からなの? 調べたことないから知らなかった……。 この最終話は本当にベストバウト……というかベストシーンだと思います。B’TXは話全体がまとまりがよくて整っていて、一本筋の通った感じは私が読んだことある車田作品中ではいちばんだと思う。より魅力的なのはと問われれば、十二宮編までの星矢なんですが……。 鋼太郎兄ちゃんかっこいいなあ、もう! 鉄兵たちが戻ってこれたように、華蓮たちも戻ってこれたと信じたい。だけど直接そういった描写があるわけじゃなく、あくまで読者任せの余韻のあるラストが大好きです。
男坂 続編どこに載るんだよう。単行本どこから出るんだよう。 4巻として出るんだったらやっぱり集英社なのかな? 単行本化が確定してるなら、場合によっては単行本派になるかと思います。ほんと、雑誌次第……。 「掲載」ではなく「公開」という表現なので、いっそタップでもいいんじゃないかと思うくらいなのに。
* イケメン対決セインティア翔Stage10「黄金の戦士」感想。
ここで我が師ミロネタ投入とか……! もちろん命の恩人ポジションをカミュ先生に取られてたわけじゃないんですが、まさかまさかの幻の我が師ミロネタ。 前回のシャアネタといい、ちょいちょい小ネタ放り込んでくるからセインティアは侮りがたい……。これに対抗するにはデフテロスが「だぜ!」とか言うしかないわ。 真面目な話、あの幻の我が師の場面、シルエットを変えるだけじゃなく台詞回しを変えているのは、御大にとってミロは「マザコン」という単語を言えちゃう人でカミュ先生は言わない人ということなのではないかと思え、そんなちょっとしたところでキャラの違いを出してくるあたりが大作家の腕なのだろうなと思ったりします。サガとカノンも同じ顔だけどちょっとした表情の違いで 別人感強いからなあ。黒サガだとカノンと雰囲気近いけど。
冒頭のマユラ様、目元は分からないまでも素顔を出していたけれど、とりあえずそれなりに若そうな雰囲気。おいくつなんだろう。 マユラ様はユナさんばりに星見のできる人なんだなあ。女神星云々は3話の光牙に星見をしてあげるユナさんを思い出しました。多分だけどパブリーンさんと同じ孔雀座の聖闘士だろうし、何がしかのオマージュだったりするんだろうか。自分の中のマユラ様のイメージボイスはそんなわけで雪野さんです。ミライはよっちん。シナトは特にない。 争いの二ツ星についてのマユラ様の星見は、翔子ちゃんが死ぬわけなかろうと思うと、響子さんの死を予言しているようでものすごく不安を煽られます。最後の最後には無事助けられて終了……なオチを期待してたんだけどなあ。劇場版邪神エリスのように。
ミロの参戦もまた不安をかきたててくれる要素の一つなんだ。翔子ちゃんの懸念は私にとっても懸念。なんせ、前回から今回まで、王子ときたら五年前の件を失態としか思ってなさそうなんだもの。王子が姉妹を救うことで響子さんは翔子ちゃんを器の運命から救う決意をしたこと、翔子ちゃんがその気持ちを継いで今度は自分が響子さんを救おうとしていることは、アテナや翔子ちゃんたち視点から見れば人間の強さを感じられる展開なのだけど、聖域からしてみると器を殺し損ねたことで邪神復活を許したという最悪の事態でしかないんだよね(汗)。NDだって童虎が真っ先に器殺しにいこうとしてたし、器を犠牲にするという発想はアテナ不在の聖域ではわりと普通のものなんだな……。比べるとLCの聖域はやっぱ優しい(泣)。 王子にエリスを器ごと倒す意志があるなら、翔子ちゃんとは敵対することになっちゃう。そもそも、翔子ちゃんが知らないだけで、アテナ側の聖闘士ってだけでも翔子ちゃんと王子は敵対関係にあるんだよな。ぐぬぬ……。 かつての命の恩人が今回も助けてくれて、前回同様のお姫様抱っこだなんてもう、「YOUこのまま乙女ゲーの攻略対象になっちまいなよ!」くらいの王道女性向け描写なのに、王子を攻略するにはクリアしなきゃいけないイベントがものすっごい多そうってのはどうなのよ。このままじゃ脇道それて聖衣修復しにいった先で出会う反聖域派のムウ様とフラグ立てるしかないぜ! あと個人的にはミライ→翔子展開くださいお願いします。 はー……。 王子が本当にかっこいいのに、敵じゃないのに敵という複雑な状況が素直に王子のかっこよさに萌えさせてくれなくて辛い(笑)。 今回、扉絵は久織さんの先行ちら見せで見ていましたが、アオリの「輝く林檎」のダブルミーニングっぷりは改めて面白いなと思います。エリスの林檎だけじゃなく、林檎王子も翔子ちゃんの運命を翻弄しまくってるんですよね(汗)。 かつて自分が助けた相手だと気づいた上でその場を去るように言ってるのは、姉を殺す場面を妹に見せないためでもあるんだろうし、それはそれで王子なりの優しさなんだろうけど、前は助けてくれて今度は突き放す感じになっちゃってるので、本当に翻弄感が半端じゃない。万が一にもここで本当にミロがエリスを倒しちゃったら、翔子ちゃんにとっては恨むどころの騒ぎじゃすまんぞ……。なんらかの形でエリスと器を引き剥がしてから倒す術でもあればともかく。 討伐任務を果たさずに帰還することはないだろうし、かといってここで王子がエリスを倒しちゃったら話もそこで終了でマジで銀河戦争の裏話を地味に進めるしかなくなりそうだし、毎回毎回セインティアはもう終わりそうな雰囲気を漂わせ続けながら予想外の方向に話を進めてくれやがります。読者を振り落とす感じは今のところ一切ないのに、振り回されまくり……(汗)。
フォノスはイケメンなので中堅クラスのキャラかと思ってましたが、割合普通に雑魚だった。もちろん相手が悪いってのは承知の上ですが、エモニちゃん同様戦闘一回限りで敗退するキャラとはな。 あと顔は良いけど結構な変態キャラだった(笑)。翔子ちゃんの「気持ち悪い」評価適格(笑)。 おかげで正統派っぽく助けてくれる王子のかっこよさが際立ちます。同じ節足動物でこの違い……。 邪精霊が何物かについてもさらっと情報くれました。なんだかんだと星矢世界で人外敵は珍しいなあ。つってもLC外伝は人外まみれか。宇宙人だの人に化けた宝石だの精霊だのやりたい放題。
そういえばセインティアには邪精霊だけではなく邪霊士もいるんでした。 ここでオリオン座くるのとか、もうずるすぎるだろ上手すぎるだろ……! 邪神エリスの映画が好きだとニコニコしちゃうよ。しかも、ひょっとしたらでニコミュのネタも仕込んできてるかもしれないし。 リゲルの瞳に生気が戻ることの意味も、いろいろ考えちゃうなあ。 こうやって敵がどんどん出てくる分には、まだまだ終わらないと信じられる気も……信じたい気も……。 リゲルの聖衣が、全く一緒というわけでなくても、ちゃんとジャガーの聖衣に近いデザインなのも嬉しい。
美衣さんは淑女の鑑ですが、お姫様抱っこされてるのが美衣さんだったら下着見えてたなあとちょっと思った。 響子さんを助けることが第一義の翔子ちゃん、アテナとその約束を守ることが大事な美衣さん、聖域の正義のために邪神を倒そうとするミロ王子と、エリスの完全復活を目論むアテたち。 果たして、一人くらい次回に目的達成できてるキャラもいるんでしょうか……。
* 越境対決もありなのね車田水滸伝Episode03「聖剣VS聖剣」感想。
闘吉の不参加が確定してしまった。 仁義クラスだと喧嘩っ子でも神話を変える判定つけてもらえるけど、普通の喧嘩野郎たちじゃさすがに無理なのね……。け、喧嘩鬼先生お願いします。何とぞ何とぞ。 仁義の敵になるなら将か喧嘩鬼先生くらいだと思ってたけど、今回の話から分かったようにちゃんと作品を越えての対決もあると分かっちゃったので、仁義の相手が誰になるか予想できなくなっちまったい。雑魚戦だけで終了は勘弁ね……。
華悪崇の当て字は今見てもいつ見てもすごいな。風小次キャラは名前がほんとすごい人が多いんだよな……。 聖剣使いはさすがに聖闘士相手ができるんだなというドキドキワクワク感はあるけれど、どうせ来月紫龍が勝つんだろぉおおおというのが分かっちゃってるだけに盛り上がりに欠けるのが車田水滸伝の難点……。しかし負けたら負けたでブーイングである。(めんどい)
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