自分は、好きになった作品はひたすら読み込んだり繰り返し見たりする方で、その分前の展開や描写を覚えてたり、自分なりの解釈を深めたりします。 ので、あまりにも以前に描かれていた部分を無視する展開がきて、それに感動している人がそれなりにいると、自分の解釈が世間と乖離しすぎてるのか、それとも世間が前に描かれていたことを忘れて感動しているのか、それはそれとして吹っ切って楽しんでるのか、分からなくなったりします……。 で、解釈違いと吹っ切ってる人のことは何となくそんなもんか人それぞれだもんねと思えて(自分も吹っ切ること多いし)、忘れてる人のことはもやっとするという心境。作品自体が、忘れるような人向けに作られてるようなものなのかと思えちゃうからかな。実際には作り手側が忘れてるわけじゃなくてもね。 以前の描写を裏切って「実はこうでしたー」という展開がくることは、作品が描き下ろし単行本や劇場版のような完成した形で差し出されるものじゃない限り、ありうることだと思う。でも、それだって「Aと見せておいたけどBでした」であってほしい。「A? 何それ? Bにします」だと感動もへったくれもない……。
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