こんなにも単行本でのカラーが待ち遠しかったことはないネクストディメンション64話「娑婆陀芭陀亜」感想。
全蟹座の聖闘士はデストール姐さんの後ろに回れ……。 なんなんだ、この濃さ。 今回も手の平返しのキャラを見せてくれたけど、一輝兄さんがフェルメールに向かおうとするのに気づいてからの「待ってたのよぉ〜ん」だから、兄さんがフェルメールにやられないよう先手打ったとしか思えないじゃないですか……。そりゃ兄さんは現場を見てないわけだけど、こっちは姐さんが冥王軍につくか見せかけて協力できる黄金聖闘士のいる十二宮に呼び込んだ冥王軍を倒すところを見ちゃってるから、今回もその戦法なんじゃないかと普通に思う。 だけど、一輝は負けそうでも闘わないより闘う派の性格でさ……。そんな一輝に向けるデストール姐さんの「まあ…」のコマがすごい可愛いじゃないですか。この子は死なせちゃいけない子だと思ってくれたんだろうか。娑婆陀芭陀亜、どう見ても、兄さんを逃がすための技じゃないですか……! そして自分は一人残って、可能ならばオメルタでフェルメール閉じ込めようって腹ですか!? だがしかし、さすがに相手は三巨頭、沈黙の棺の罠にかかりそうな気はしない……。むしろ、兄さんを逃がしたことすら見破られてそう。デストール姐さんの退場を覚悟し始めちゃったよ。でも、きっと泣いちゃうだろうなあ……。姐さん、キャラがチートすぎて、NDでの一人勝ち状態なんだもん。あ、でも、デストール姐さんが退場したら、以蔵さんの出番は期待できるかも。何年出てきてないんだ、以蔵さん。 とりあえず、娑婆陀芭陀亜は名前はすごいけど、技としては普通にかっこいい感じ。エフェクトどんなだろう。ほんと、早くカラー見たいわ。
アテナを裏切ろうとするデストールを見て「黄金聖闘士ともあろう者が」と言っちゃう兄さんの潔癖さ。前回感想で「無印時代の基準でしか黄金を計れていない」と書いたけど、無印基準ですらないぞ、兄さん。無印時代、どれだけの黄金が裏切ってたと思うんですか。最終的に冥王戦で戻ってきてくれたからチャラですか。 瞬も兄さんも、未来から来たってさくさく言っちゃうけど、それは歴史を変えることにはならないんだろうか。あ、紫龍も思いっきり未来から来たって童虎に言ってたや。今回のフェルメールさんのように信じてくれないからOKなのか。 昔、カノンがコズミックマリオネーション仕掛けられてるのは見てたはずの兄さんですが、やっぱり自分で食らわないと「聖闘士に同じ技は略」の法則はきかないのかな……。
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