前回から気づけば半年以上たって久々のLC思い出語り第二弾。ちなみに第一弾はここ。 そして、LC思い出語りと言いつつ、中心は星矢再燃語りでしかなかったりします。
夏コミ後、星矢と再びめぐり合うきっかけはもらったものの、コミックスは所在不明。キャラクターについても、青銅一軍と沙織さん以外は、黄金聖闘士についてすら定かには覚えてないような有様で、即座に星矢に再燃ということにはなりませんでした。 星矢再燃のいちばんのきっかけになったのは、劇場版DVDを借りて見たことです。 邪神エリスについては、劇場に見に行ったこともある懐かしい作品だったのですが、やはり細かいことまでは覚えていなかったので新鮮な気持ちで視聴を開始。 突っ込みどころもある映画なのですが、聖闘士という存在、必殺技、アクションなどなど、いろいろな部分がともかく強烈な魅力を有していて、見事に作品の熱にあてられちまったのです(笑)。すごくオーラを感じたんですよね。星矢的には小宇宙というべきですか。
続いて、ハーデス十二宮編のDVDも見始めました。 先に書いたように、キャラクターについてはうろ覚えだった私ですが、このビデオは最初にポセイドン編までのあらすじを教えてくれるまとめも収録されていまして、軽くおさらいをすることが出来ました。 ちなみに、私の当時の星矢知識ときたら、単行本で読み返していた聖域十二宮まではまだ覚えがあっても、ポセイドン編については単行本購入を止めていたためアニメで見返した記憶がある程度、ハーデス編については読んだ覚えすらなくなってる有様。 そんなわけで、おさらいエピソードを見ていちばんビックリしたのはカノンの存在でした。見事に忘れてた。ごめん……ほんとごめんカノン……。 ハーデス十二宮の内容は、おおむね忘れていながらも見てるうちに「老師が本当は若いんだ」ということは思い出し、そう言えば自分ちゃんと読んだことあったよーと今更に気づいておりました。 でも、ストーリーを忘れていたことで、心から手に汗握ることが出来たのはひょっとしたら結果オーライだったかも……と思ったりもします。原作とのストーリーの違いにやきもきすることもなく、素直に展開を楽しめたので。
アニメの面白さから原作もちゃんと読まないと……という気持ちになったところへ、LCについての詳細情報も耳に入ってきました。 もっとも、この詳細情報については、LCを読んでない人間がネットで仕入れた知識だったので、正誤入り混じってたりしたわけですが(苦笑)。 それでも、私の誤った認識を打ち砕くのには十分な情報でした。 まず、LCはNDとはキャラは別である。 「シオンは、NDでは貴鬼のような短い髪だけど、LCでは長い髪」だとか、「パンドラは、NDは原作とデザイン違うけど、LCでは同じ容貌」だとか。 てっきり、同じ人物を別の切り口で描いた作品だとばかり思っていたのに、本当は別キャラの別話だったわけですな。 LCは少年マンガだ。 プリンセスとかボニータとか、秋田の少女マンガ誌に掲載されてると思ってたのに、本当はチャンピオン連載だった。 主人公は黄金聖闘士じゃない。 主人公はちゃんと天馬星座の聖闘士らしい。
何より、いちばん気を引かれたのは、「教皇が元蟹座」と「一角獣が主人公の友達でメインキャラ」という情報。 蟹座が教皇ってどんな感じ!?という好奇心と、原作ではライバルっぽく登場しながらも早々にメインから脱落していた邪武と同じ星座の聖闘士が中心人物という嬉しさで、読むぜーな気になったんです。 一角獣については、友達といっても親友・マブダチといったわけではなく、むしろケンカするほど仲がいいというパターンらしいというのも、私の好みにマッチしてて、話を聞いただけで期待上昇。その夏のコミケカタログをひっぱりだし、「この子がその一角獣だったのか! 主人公との関係だけじゃなくキャラ個人も好みっぽいぞ!」と思わず確認しちゃいました。 実は、事前にコミケカタログを見返してた時は、「ロストキャンバス」という名と「冥王神話」が結びついてなかったせいで、漠然と「ロストキャンバス」という語を「アスガルド」と同じような存在かと思ってたんですよね……(汗)。
かくて、「少女マンガな冥王神話番外編」は私の中でようやっと「チャンピオンに載っているロストキャンバス」という作品となり、書店での実際の出会いに繋がったのでした。
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