書いたことがあったんだったか無いんだったか、微妙に覚えがないので「読んだことあるわボケがー」と言われそうだけれども、とりあえず書いてしまいますアスプロスとデフテロスの名前のこと。 アスプロスとデフテロスの名前って、セット感は薄いけれど、お互いの存在がないと成り立たないんですよね。そこが結構好きだったりします。 「一番目」と「二番目」ではなく、「白」と「黒」でもない。「白」と「二番目」。 アスプロスの名前が「一番目」だったり、デフテロスの名前が「黒」だったりするんじゃ、面白くないんですよね。「一番目」は下に続くものがなくても「一番目」として成立するし、色黒のデフテロスもアスプロスの存在がなくても「黒」として成り立つ。 必ず一番目を必要とする「二番目」や、比較する色黒肌を必要とする「白」なところがいいなあと思うのです。独立はしている、だけどお互いに必要とするんだって感じで、本当だったら二人のいちばん理想のあり方を表してる名前だったんじゃないかな、と。 外枠的には、「二番目」という名前だと兄の存在を予感させて伏線になることや、善サガ・悪サガといった表現と同じくらい白サガ・黒サガという表現もされることが命名の理由だったりするのかもしれませんが、あの世界であの二人に名前をつけた人の気持ちを妄想するのも、作品の楽しみ方としてはありじゃないかな、と思ってます。妄想大好き。
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