だらだら日記

2011年01月13日(木) ND33話感想+LC211話感想

巨蟹宮はまだお預けネクストディメンション33話感想。

新旧師匠対決……!
って、別にマジで対決してるわけじゃないけども。魔鈴さんは堂々と、水鏡先生はひょっとしたら結果としてってだけかもしれないけど、弟子のピンチにはきっちり助けてくれて、18世紀のお師匠も20世紀のお師匠もかっこいい。そんな感じのかっこいいお師匠対決。気を失ったまま弟子に運んでもらってる黄金なお師匠もどこぞにいたりしますが……。がんばれ童虎……。

魔鈴さんが斗馬に懐かしさを覚えてたのと同様、斗馬も魔鈴さんに姉の姿を映してみたりするわけですが、あっさり「まさかな」の一言で魔鈴さん=姉の可能性を打ち消しちゃいました。星矢が魔鈴さんを星華さんかもしれないと考えるくらい、姉が見つかる期待の大きい子だったのに比べると、斗馬がえらく淡白に見えてきます。食らいついてみれば、すぐにも姉さんだって分かりそうなものですが……。一縷の望みにかけてみるとかしてみればいいのに。
魔鈴さんの名前は氷河が口にしてたと思うけど、斗馬がその名前に聞き覚えがないってことは、魔鈴さんの名前は本名じゃないってことなのかな。それとも、状況が状況だったので耳に入ってないだけとか?
魔鈴さんだけじゃなくシャイナさんも登場し、このままでは氷河まで18世紀に来ちゃいそうです。来なくていいのにー氷河は20世紀で頑張ってくれればいいのにー。

一方、18世紀では瞬が天馬の性格を見事に見誤っておりました。
自分だけが進めばいいと思えずに戻っちゃったところはすっごく可愛いし、戻って結果オーライだったけど、自分から攻撃しかけたりしてなかったからね、天馬は! 氷河と違って忠告聞ける子だったからね……! しかしアナザーディメンションで飛びかけてる天馬を見た時、きっと瞬の中では、天馬が負けん気で攻撃→双子座が反撃してアナザーディメンションって流れが出来てるんだろうな(苦笑)。
天馬が入った宮の双子座の聖闘士は、聖衣どころか聖闘士もそこに実体として存在してるのかな……。わりとマスクの悪の面の方ばかり描かれてるけれど、すげえ真剣に双児宮を守ってるだけの人かもしれないんで、まだまだ彼が裏切り者とも限らないと、今度こそ純アテナ側の双子座を期待しております。
しかし、故もなくふっとばされかけた天馬にしてみれば、割って入った水鏡先生こそヒーローだよなあ。
双子座がもし裏切り者であれば、冥闘士の水鏡先生とは手を組む方が自然。しかし、水鏡先生が天馬を犠牲に出来るかといったら多分無理。双子座が裏切り者じゃないなら、当然冥闘士を通すわけにいかない。
どっちにしても、ここは水鏡VS双子座って形になるのかな。


こんな誕生日プレゼントは嬉しくないやいロストキャンバス211話感想。せめて先週の内容が今日来てたらなあ(泣)。

改めて、すげえ好きだ。
あとわずかとはいえ、この先アスプロスのいないロスキャンを読み進めていくしかないんだと思うと、何とも言えない寂寥感があります。
正直、読んでて受けたダメージは、レグルスが死んだ時の方が大きい。無理と分かってても死なないで欲しいと思わずにいられなかった、そういう切迫感はアスプロスにはなかった。だけど、これでもうこの先に戦うアスプロスを見ることはできないって現実が、いまいち受け入れがたく……。やっぱ寂しい。すごく寂しい。よくまあデフテロスはこんな気持ちと二年間付き合えてたもんだよ……。
兄さん、ほっといてももう死んでるんだから、もっとギリギリまで付き合ってくれても良かったのにな。リワインドバイオがなければ、黄金聖闘士としての肉体を保てて、そしたら杳馬戦が終わってすぐに灰に……ってことにはならなかったんだろうか。それとも、死人はあくまで死人なのだから、あの激戦を経たら力尽きて消えるしかなかったんだろうか。

「人知れず消えてゆく」つもりだったアスプロスの前に、サーシャが登場する辺りからもう、きゅーっとなりました、胸が。レグルスの時みたいに残った聖衣(冥衣)だけでやっとその死に気づいてもらえるか、カルディアの時のように消える小宇宙で悟ってもらうくらいしかないかと思ってたのに、ちゃんと彼の死を見届けてくれる人がいた。その点だけならサーシャじゃなくてもいいのですが、後の会話で心底この場にいるのがサーシャで良かった……と思いました。
デフテロス戦も杳馬戦も知らないサーシャにとっては、冥衣を着たアスプロスって一点だけ見ても、何があったかすぐ分かるものではないだろうし、下手するとデフ戦の結末の時のように冥王側に立つ人間がギリ勝利した姿と受け取られてもおかしくないのかも。でも、目の前のアスプロスがどういう立場のどういう人間かを考える以前に、その身体を心配しちゃうのが、サーシャの懐の大きさを感じさせて好きです。

アスプロスに向かって、善でも悪でもないと叫ぶ場面もすごく好き。アスプロス本人が自身とデフテロスの死を越えて辿り着いた結論を、分かるはずがないと思い込んでいたアテナの口から聞くこととなったんだよね、この場面。生きたいように生き後悔はないとした彼の人生についても、「命の限り生きた」という言葉で認めてくれている。理解できるはずもないと突っぱね、理解できるなんて言えないと返してきたサーシャが、アスプロスがいちばん理解して欲しかっただろう部分をちゃんと理解していた。それに気づいた時のアスプロスの表情がまたいいんだ、これが。いつものドヤが引っ込んで、どこか幼い。
お飾りの、上段から構えた正義の女神ではなく、人と同じ目線で人のために動ける女神なんだよね、サーシャ。アテナだからっていうより、サーシャだからそうなんだって思えるのがサーシャの魅力だなあ。あの生い立ちがあって今のサーシャがあるんだってちゃんと思える。掲げる理想や人間への視線は、沙織さんとずれてるわけでもないんだけどね。不思議。
サーシャに直接アスミタの数珠を渡したのは、アスプロス自身がサーシャを認めることが出来たから、ですよね。
同じように、デフテロスも聖衣や数珠をアスプロスに託せたのも、アスプロスを認めることが出来たからで……。デフテロスは正義の女神でもない一人間だったってのに、ずいぶん長い間、光だけの兄を信じてたんだって思うと改めてすごい子だったな(苦笑)。兄は悪いことは言わないし行わない、悪いことする兄はもう兄じゃない……それくらいの勢いでアスプロスのことアイドル視してたんですよね、デフテロス。自分が影の立場から離れられない以上、光の立場にいる兄はどこまでも光の存在じゃないといけない。その思い込みをアスミタに叱り飛ばされてたはずなのに、結局死人の兄ちゃんが目の前に現れてもしばらく「悪いことは言わない光の兄」にこだわってた。デフテロスがいちばん成長したのは、159話で黒髪アスプロスに「兄さん」って呼びかけられたあの時だったのかもしれないなあ。
それにしても、デフテロス、どうして数珠持ってたんだろう。事前にアスミタから話し聞いてたのでもなければ、何の権限でデフテロスが数珠を所有してたのかってことになりそうなんですが(汗)。テンマがずっと持ってて、カノン島での修行の時にデフテロスの手に渡ったと考えるのが自然なのかな……?

今回、アスプロスの消滅以上にじわっと涙腺緩んだのは、テンマの前にパルティータさんが現れる場面でした。
あの「シー…」が、ほんとに普通に「父さん寝てるから静かにね」って言ってるみたいでね。杳馬は服も靴もボロボロで、実際のところ神の道に突っ込んで死んでるわけですが、魂の方はお休み中判定になるのかな。
テンマに分かる形で愛の無いところに生まれたわけじゃないんだよフォローが入ったのも良いのですが、眠る杳馬を守るようにするパルティータさんの姿見てると、息子への愛情の方が勝っちゃいたけど杳馬への愛が失せたわけでもないんだよなあと杳馬へのフォローも入った気になったし、テンマ→杳馬についても杳馬の本音=パルティータちゃん(だけ)大好きーに接することでフォロー入った感じだし、結果としてこのファミリーなんだかんだで好きだなあなどと思ったりしました。
とりあえず、アレだよ。テンマいい子だよ。すげえいい子だよ。杳馬には心底腹立つとこしかなかったわけじゃない、憎めない部分もあったから、そんな気持ちにさせる父親を「嫌い」って言っちゃうんだろうなあ。もっととことん怒ってもいいとこだと思うんだけどな。そこで怒りきらないテンマってほんといい子。
杳馬がちゃんとパルティータさんのことを好きだったのは、テンマにとって大事な部分ってことですが、光政翁みたいなのが父親だったらテンマ卒倒しそうだな(笑)。光政翁は光政翁で、ちゃんとどの女の人にどれだけ子どもがいるか把握してる辺り、どの人に対しても本気なんだ宣言くらいしてくれそうではありますが〜。

それにしても、海王星の戦闘素っ飛ばして冥王が出てくるってどうだろう(苦笑)。
「もうすぐ3人きり」ってのは、テンマが抱えた童虎とシオンがいなくなればってことですか? 希望の船の連中も余計人員なんでしょうか?
希望の船にトクサが向かって、童虎とシオンは別の守り人と戦闘って可能性もあるのかな。それとも、トクサがシオンと童虎を足止めして、テンマは本っ当に今すぐ最終決戦に突入しちゃうとか?
どうにもやっぱり3人は魔星が残ってるようなので、トクサとチェシャのほかにもう一人いるはず……なのですが……。

個人的にアスプっぽいなあと思ってるヴァラノワールのOP曲を、今日久々にパソコンで聞いてみました。普段カーステレオで聞く時は、OPしか聞かないのですが、パソコンだとED曲も取り込んであるので、流れでそのままED曲も聞くことに。
今まで気無しだったけど、これEDで歌われてる夜空って双子座の浮かぶものなのかもしれない……。真冬の流星群って、今の私には双子座流星群くらいしか思いつかないや。そんなわけで、このままではヴァラノのOPだけじゃなくEDまでLC双子歌になりかねません。
手嶌葵さんの「光」も、微妙にデフ心理で聞こえてきたり。
相変わらず双子歌の増殖が止まらないです。
「生きたいように生きて、後悔などしない」と言い切られてしまうと、デフテロスを殺したことについても後悔ないんかーいと突っ込みたくもなりますが、教皇目指して必死だったことも、その間デフテロスに対して優しい兄であり続けたことも、無駄な時間とも嫌な時間とも思ってないんだなアスプロスはと思ったら、普通に暖かい気持ちになれました(笑)。


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