2010年12月22日(水) |
ND31話感想+LC209話感想 |
デジャ・ヴュ激しいネクストディメンション31話感想。
魔鈴さん初顔出し? 氷河もいいけど魔鈴さんも……! と思ってた身としては、今回まず魔鈴さんが星矢を助けに来てくれたのが嬉しいです。 んでもって、斗馬のイメージする姉さん、あれはやっぱ魔鈴さんってことでいいんでしょうか。その辺の設定は変えずにきてくれてます……よね?? 星矢が弟子入りしたのが魔鈴さん10才の時って思うと、魔鈴さんの胸がリトスに負けず劣らずな感じになっちゃうと思うんですが、あの辺は「きっと今頃これくらい大人っぽくなってるはずなんだぜ」って斗馬の妄想ですか? 斗馬はもう、星矢の命狙ってないで、シスコン同士意気投合しちゃえばいいと思います。そんでもってマザコンが割って入って混戦模様になっちまえばいい。 しかし今回、何気に既視感激しい描写が多かったですよー。 残酷描写はたいてい不吉な予感。(4ページ目) 双児宮を二回目に抜けたら増殖してる。(8ページ目) ええ〜い面倒!(12ページ目) 味方のピンチにカラーで見参。(19ページ目) これはもう、紫龍も初登場時はページの途中でカラー登場と思っていいのでしょうか。 つーか、紫龍は見えなければ幻覚に騙されないよを徹底して教えとくべきだったと思います……。よもや瞬が鎖を飛ばしたりしませんように。18世紀の双子座は味方で、冥闘士を警戒してるだけなのかもしれないんだからねっ。
* 兄さん今日も絶好調ロストキャンバス209話感想。
数珠が染まりきるまであと少し。 ひょっとしたらもう、3人しか魔星が残ってなくてもおかしくないんですね……。 一人は杳馬、一人はトクサとして、最後の一人が水鏡でないことを祈る……。こうなったらもう生き延びて欲しいじゃないですか、水鏡には。
さて、1ページ目に戻りまして。 時計の針の進む「カチン」という音が、そのまま杳馬の癇にさわった音のようでもあって、表現として面白かったです。 一方が「二番目」を見下したら、もう一方が「人間」を見下す。やっぱお前ら似たもんだよ……。よくよく行動と本当の願いにずれがある部分まで含めて似てる。
流石に「元」がついても神様なだけあって、本性明らかになってからはカイロスの方が優位に立ててますね……。 それなのにカイロスの攻撃で地面に縫いとめられちゃう緊迫感ある場面でも、眼光衰えぬアスプー兄さんが、普通にかっこよくてビックリしました。……うん、だって、この人が普通にかっこいいこともあるんだなとか思っちゃうじゃないですか(苦笑)。 手も足も出ないと言われる場面で幻朧魔皇拳を放ち、「手は出せたようだが?」と返す場面でも、弱気がまるで見えなくてかっこよかった。 アスプロスの超尊大で無闇に自信にあふれた性格って、こういう時にはすごく頼もしく映るもんなんだなあ。兄さんって、思慮とかその辺の点で教皇無理だと思うよ?と言いたくなる部分もあるけれど、これだけ負けないオーラを失わない人が上にいたら、下の人間も励まされるような気がします。実働部隊にシジフォスやハスガードたち前線に出たがる黄金を置いて、思慮方面はデフテロスが担当していれば、なんだかんだでいい具合に聖域をまとめることが出来ていたのかも……。
額の傷から流れた血を舐める杳馬のコマはコマで妙な色気があったし、32才が25才をガキ呼ばわりしてるのもなんか好きです。まあ、実際、真実ガキだった11才時代のアスプーのことも知ってるんですよね、この人。 お兄ちゃん呼びも連発で嬉しい嬉しい。
杳馬の攻撃から黄金聖衣が盾となってアスプロスを守る場面もかっこよかったです。思い切り過去形で語りますが!(笑) もうね、もう、「デフテロス……伝わるよ、伝わるよあんたの愛!」とかすごい思ったんですけどね! 超過去形なんですけどね!! この場面のためにアスプロスは冥衣に着替えたのかと思いましたよ〜。庇われてる兄さんの表情が、教皇暗殺時に盾になってもらった時と違って、庇われて当然という思いとはかけ離れた愕然としたものなのもいいなと思った。……ええ、過去形で。 そりゃまあ、普通動くと思わない空っぽの聖衣が動けば、さしもの兄さんも弟の深い愛に感じ入るものもありましょうとしみじみきました。これも過去形です。 アスプロスがデフテロスの存在を奪ったと言われている時の兄さんの表情が、やるせなさに満ちてて切なかったです。杳馬といういろいろ押し付けられる対象が現れたことで、兄さんの反省や後悔はストップしちゃったものと思ってましたが、なんだかんだで自分が弟にしでかした罪を背負ってはいるんだな、と思い直しましたよ。当然過去形で。
デフテロスと自分を重ね、兄殺しの夢を語り出すカイロスが、最後の最後に漏らした言葉が、彼のいちばんの本音なんだろうな。 「気づかないふりされた、傷つかないふりして笑った」って感じですね。無視してんじゃねーよと大声出しても聞いてもらえない、そんな立場から抜け出すために兄を殺せる神殺しの力を欲し、神の道を通れる術を求めて神聖衣を欲した。 天馬星座の父となったのは、杳馬にとって千載一遇のチャンスだったってことかな。 16ページ目の、幻の世界から現実に戻ってる描写にドキドキしました。 文字盤の回る音から始まるのがまたいい。上手い。 正に「口走って」しまった雰囲気を、杳馬がありありと表してるのもいい。 ここでいつものどや顔で兄さんが種明かしするのがこれまた……!! ああもう、今回の構成大好き。すごく好き。土星が終わった時には次はどうなっちゃうかと心配してましたが(テンション持続の点で)、何の心配もいらなかったぜ。 レグルスについては、どうしようもなく読み進めるのが辛かったのに、アスプー兄さんはどっしり構えて読めるのも嬉しい。死なないで死なないで……ときゅうきゅうになる必要ないんだもんなあ、兄さん死人だから。 いや、死人だからって部分を越えて、なんとも言えない逞しさがあって安心できる。俺やっぱ兄さんのこと好きだ。大好きだ。黄金聖闘士の中で最後を飾るのが兄さんで良かった。……あ、退場しないだけで童虎とシオンがこの後活躍予定でしたね。すまん18才ども。
しかし兄さん、一か八かで試しに放った技だって後からばらすなんて、やっぱりちょっとうっかりさん。言わなきゃ分からないんだから黙っときゃいいのに、変なところで素直なお人だ。 相手の脳を直接支配っていうけど、この場合、デフテロスがアスプロスを庇うのはカイロスの心の作用によるものなのか、アスプロスの描いたシナリオなのかで、あの場面の印象が変わってくるよなあ……。 前者の場合、カイロスがあーだこーだ言ってても、日陰の弟が兄を憎まないこともあると、心の中では分かってることになる。 後者の場合……いやまあ確かにデフテロスは100%ああいう場面でお兄ちゃんを守っちゃうだろうけど、どんだけ愛されてる自信があるんだアスプロスって感じだな(苦笑)。 結果オーライで杳馬の弱点を引き出し、勝ち目を見出すアスプー兄さんがいきなり数珠を取り出したところで本日終了。年越しを待て。 しばらく出てこないなあとは思ってたけど、てっきり希望の船か聖域に安置しているものと思ってた数珠がこんな所で出てくるとは。デフテロスはアテナの血をいかにも自分が正しい所有者であるかのように持ってましたが、アスミタの数珠も同様に持ち出したんですかね……。 アスミタと友人だったのはアスプじゃなくてデフなのですが、友情攻撃っぽいなあと思ったりしました。 数珠で封印できるってことは、カイロス=天魁星ってことなんだろうか。カイロスが転生を重ねるうちに、たまたま天魁星の魔星としても生まれたってわけじゃなく。それだと、魔星として目覚めた時に、カイロスとしての自分にも気づくことになるのかな……。 普通の人間は、テンマのように転生しててもそうと気づくことはない。サーシャがアテナの意思に目覚めるとサーシャ以前の記憶(どうして人間として生まれようと思ったかなど)も思い出されるような感じで、杳馬も連綿と続くカイロスの感情や記憶を取り戻したんだとか? パルティータさんに対して「ちょっと本気だった」と言っていたカイロスは、それまでの人生で一度でも誰かを愛したことはあったんだろうか。女遊びくらい普通にしてそうな気もするけど、本気の恋はパルティータさんが初とか言われたら100万回生きた悪魔にちょっとドキッとするとこです。パルティータさんやテンマと過ごした時間が、少しでも苦しみから逃れた時間だったらいいのにと思ってしまった。
トークイベントは、今回は午後の部なのですね。 昼のバスで帰って来れないのは辛いなあ、金銭的に。 でも、頑張ってチケット取りたいです。衝撃の追加ゲストがカルディアの声優さんかもしれないし。水樹さんが歌いながらやってくるのかもしれないし!
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