だらだら日記

2010年12月02日(木) LC207話感想+二章OP感想

顔色いいけどりびんぐでっどロストキャンバス207話感想。俺、もなこがコミックスになったら発売日に買うんだ。(フラグ立て)

パンドラ様がコミックス表紙でもヒロイン状態。
お兄ちゃんのスーパー俺様タイムにときめきがやまなかったのに、22巻表紙イラストのパンドラ様のヒロインっぷり見た途端、別方向でときめきがやまなくなりました。アスプロスさえ霞ませるパンドラ様のヒロインアピールすげえ。
15巻以降、1キャラピンイラストが続いてたりペアイラストであってもほとんどピンと変わらないような構図だったりして、最初のうちは目新しかったもののだんだん寂しくなってたものですが、今回は久しぶりに物語を感じさせるイラストで嬉しいです。
それに、22巻でパンドラ様が目立つ形で表紙に来てくれたから、23巻は堂々とレグルスが表紙に来れるだろう事にも先走って安心しています(笑)。
もし22巻が表紙側にテンマとパルティータさんがくるのだったら、内容的に23巻でヒーローラダマンティスとヒロインパンドラ様が表紙にきてもおかしくないかもしれないとハラハラしてたもんで。
22巻裏表紙にパルティータさん、23巻裏にイリアスさんがいるといいなあ。二人のカラー見たい。イリアスさんは表紙登場でも嬉しいけどもー。
パルティータさんは赤っぽい茶髪イメージだったけど、オウルだってこと思うと鳶色っぽい髪色なのかしら……。冥衣もそれこそフクロウってことで杳馬パパと同じような茶色系黒をイメージしてましたが、広告で「漆黒」と書いてあるので青色系か灰色系の黒色なのかなあ。

それでは本編感想をば。
「双子座の兄ちゃんアスプロスよォー」って、ぶっちゃけ一台詞として長すぎると思うんですが。バレンタインの「この妄執に以下略」くらい長ったらしい。双子座の聖闘士だってのとアスプロスという名をテンマに伝えないといけないから仕方ないのかもしれないけれど、何が何でも「兄ちゃん」と入れずにいられない杳馬のこだわりに乾杯。
ブッ殺してやったとはっきり言うからには、杳馬が手を抜いて一時退場させたわけではなく、アスプロスがちゃんと機転利かせて逃げていたってえことですね! 帰還までになんでこんなに時間かかってんだよと突っ込みたい部分はありますが、なんにせよアスプロスがちゃんと戦える人でほっとしました。ちゃんとしてない部分ばっか目についてたんで本気で心配してたよ、ふー……。といっても、今のアスプは常にデフがサポートしてくれてるわけだから、どこまで近視眼上等なアスプロスの判断なのか分からないのが怖い。

アスプーは、再登場するなりどや顔コマの連続で、本気でこの人の素ってこういう性格だったんだなあと改めて思い知らされました(笑)。
つくづく殊勝らしさと無縁だなあ、アスプロス……。この人が曲がりなりにも教皇候補だったというのが、どうにも信じられなくなりそうです(笑)。デフテロスだけじゃなく聖域全体騙せてたわけだから、やっぱり兄さんの演技力パネェ。パルティータさんと演技賞を競えますね。
……というか、きっと教皇に選ばれないと思い込んだその瞬間まで、アスプロス自身あんなに俺様な自分は自覚してなかったんじゃないかなあ。生前のベースは素直にデフの心配してたあの頃のままで(デフに対しては疑心の塊だったけど)、無理がすぎて噴出したってイメージだ。元々、子どもの頃から既に「俺が俺が」な性格ではあったわけだし、我慢と体面を捨てて至る今ってな感じ?
なんだかんだでシオンと童虎を助けてくれてるわけだしなあ。生前のアスプロスだったら、もうちょい普通に心配する顔で助けそうな気はするけども。少なくとも、あんな風に童虎とシオンを放り投げそうな気がしない……。
デフテロスの「弱い者イラネ!」が本心と違ったように、アスプも本気で「死ねば?」と思ってるわけでもないんだろうなあ。っつか、12巻のアレってテンマが止めきれなかったら結局デフが手出ししてただろうと思うのって私だけ?
それにしても、こういう弱い奴なんか知ったことか発言してるのがデフテロスだと「キャラ作り頑張りすぎ」って思えるのに、アスプロスだと「地が出ちゃってますよ兄さん!」と思えちゃうのはどうしたものか。
あのシーンは、童虎がいることに気付いたテンマの表情と、予想しない降ってくる黄金聖闘士二人に慌てる様子がめちゃくちゃ可愛かったです。
デフテロスの名前を出されても、当然それがカノン島の鬼のこととは気付かないのもいいなあと思った。よく正体も分からず世話になった相手なんだよね、デフって。

マグマのような闘気(こう表現されるものが小宇宙じゃないのかどうかいつも迷う……)や弱った童虎とシオンに対して「どうなろうが知ったことじゃない」となおざりに扱っちゃう様子は、弱い者・世に必要ない者は死んでヨシなカノン島の鬼をテンマに連想させる。そこからアスプロスの言う「弟」がカノン島の鬼と結びついて、その死を知る流れがすごくいい。
テンマが心の中でアスプロスではなく鬼に語りかけ、自分と照らしたところで、アスプロスではなくデフテロスが語りかけてくるところなんか、もうぞくぞくしました。うわーうわー、何これ泣ける。
ここで、「二人を連れて早く行け」という言葉が、「急に出てきて勝手なことを言う人」ではなく、「テンマの考え方や決意を知る人」から発せられることになる。だからテンマもその言葉に従える。いいなあ、うまいなあ。
そうなんだよなあ、今ここにいるアスプロスは間違いなくアスプロスなんだけど、デフテロスの命を核としている以上デフテロスでもあるんですよね。なんかもう、記憶の共有くらい普通にしてそうだ、あの兄弟。
19巻でも半身がデフテロスとして描かれてるコマがあったけど、あのシーンといい今回の14ページ目のシーンといい、カラーだとどういう表現になるんだろう。モノクロだと、白肌のアスプロスが強い光にあてられて濃い影が出来てるようにも、褐色肌のデフテロスが光が当たった部分だけ明るい肌に見えてるようにも受け取れるんですよね。これがNDのようなオールカラーだったら……とか、ここまでアニメ化して色付きで表現してくれよ〜とか、思うところは色々あるけど、白黒ならではのこの表現のかっこよさに惚れこみます。畜生、かっこいいなあ、もう。
しかし、テンマは自分と母の戦いを双子座兄弟の戦いと同じものとして考えているけれど、杳馬に話をあわせていたパルティータさんと、そんな気一切ないのに勝手に疑われてたデフテロスを同じに見るのはやはり無理があるような……。お兄ちゃんの方は、弟のこと信じきれてさえいれば、殺し合いにはならなかったんだぜ……? 絶対そんなことばらすお人じゃないけどな。

杳馬の時間止めを防ぐ手立て、アスプロスがちゃんと有していたので安心安心一安心。
えーっと、これって相対性理論?
なんかすっごく知的に戦ってるので、前回の予告どおりにデフテロス頑張ってるなーと言ってやりたいところですが、アスプロスが教皇になるために勉強した結果の知識のようなので頑張ってるのはデフではなくアスプーのようで。
さすが教皇候補!(ほぼ自称!) すごいや教皇の知識!!
とはいえ、アスプはいろいろ前科がありすぎて、今回の杳馬対処法についても、
デフテロス「兄さんのこの知識をこう活用すればメフィストフェレスに対抗できると思うんだ」
アスプロス「そうか! ちなみにその発想は俺のものとして語るが良いな?」
という流れが想像できちゃうんですけれども何が悪いの? アスプロスが悪いの? デフテロスが悪いの? ……そうか私が悪いのか。
杳馬を本気にさせることに成功した時点でなんかもうある意味アスプの勝利って気はしますが、最終的に本当の勝利を収めることは出来るんでしょうか、双子座。
どうしたってもう死んでる人なんだから、仮に相討ちじゃなく完勝したとしてもここで満足して命終えそうな予感。

来週はカラーのために間違いなく2冊買います。氷河表紙で売り切れてさえいなければ。
アスプの髪色は、ハーデス十二宮のもなこサガカラーではなく、テレビ版サガの薄い青色希望です。デフと髪色は同色の方がいいのです……。


今、第二章OP見てきました!
うわー、原作どおりの出番がない蠍と水瓶にクローズアップのカットがあるなら、なぜ獅子と双子は群像しかないのですかー!
レグルスとアスプーは二大好き黄金なだけに切なさ乱れうち。
やはり出番なさそうなアイアコスもラダマンほどじゃないけど目立つ形で描かれてるので(そりゃもう一章と比べたら雲泥の差の勢いで)、ひょっとしたらハーデス城移転の関係で少し出番増やされてるのかも……とちょっと期待もしています。
パンタソスがすっごく可愛かったし、夢界四神にも期待が高まります。
早くコマ送りたい〜!


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