だらだら日記

2010年03月11日(木) ND20話+LC172話感想

単行本の続きがすぐ読めるネクストディメンション20話感想。

前聖戦面子がほぼオールキャストだったよ豪華!
再開初回なので、出番ない人の方が多いんじゃないかと思ってたけど、アローンと教皇以外は既出キャラは皆出てたんじゃないのかこれ。
やっぱ、地星座トリオは可愛いです。以蔵さん&オックスが走ってアテナ神殿へ向かってるのに、しばらく座したまま考えてたシジマさんがちゃっかり追いついてるのも可愛いです。
1.実は足が速い
2.途中までテレポった。
3.途中で以蔵さんとオックスが待ってた
どんなパターンでも可愛いです。
ND版三馬鹿ポジションな天馬とシオン&童虎も可愛い。
天馬の「けち」とか言ってるコマのポーズと、「オレだって見たいよ」の台詞が特に可愛いです〜。
十二宮に詰めようとするのもいいなあ。未熟な黄金でもちゃんと勤めは果たそうとするんですよね。立派だ二人とも。十二宮へ進めるのは黄金聖闘士のみとして天馬を押し止めるシオンの姿にシオン様の片鱗を見た(苦笑)。シオン様が偉そうなのは教皇だったからではなくシオンだからなのですね(笑)。
でも、シオンたちが黄金聖衣を授かった時は青銅でありながら教皇の間にいたし、原作でも教皇の間に押し入ろうとするアイオリアを雑兵が止めてたし、有事以外は立ち入り禁止というわけでもないんじゃないかなあ……。そして、今がその有事かどうかを独断で決めてるんだったら、やっぱりシオンは偉そうキングだと思う(苦笑)。
それとも今すぐ敵が来るのか? 来るというのか? ……確かに来そうな気もするな。三日で決戦してないとやばいわけだもんな……。無茶だろ。
原作だと、アテナは赤子の姿で降臨しているものなので、聖域側にはそれが常識なのかと思ってたけど、NDではかなりイレギュラーな事態のようで……。いつの時代も赤子の姿で現れるものではなく、前聖戦と現代のアテナが特殊だったとか? 毎回ちゃんと赤子の姿で降誕するけど前聖戦期(ND時代)の教皇はその知識がないとか……。シオンが特別長生きだからひとつ前の聖戦の知識があるだけでもおかしかなさそうだし。
あ、でも、童虎が天然で「降誕」と言ってるくらいだから、なんだかんだで生れ落ちるイメージはあるのかな。
そもそも、沙織さんが時をかける少女宣言しなければこの時代にアテナは来なかったのか……ってことになっちゃいそうだし、その辺は適当に考えとけばいいのか。っつーか、真面目に考えても斜め上を行く超展開が待ってそうな気がする(汗)。もし連載開始時にちゃんと読んでたとして、沙織さんが天馬たちのアテナになるだろうなんて予想できなかったと思うぞ、自分。
それにしても、赤ちゃんアテナで聖戦開始って……童虎の仮死の法はどうやって施すんでしょうか(汗)。

沙織さんと瞬はあっさり離れ離れになったけど、瞬は今頃どうしてるんでしょうか。無事ですかね。赤ん坊化はしてないでしょうね。
いっそ女装させて瞬がアテナだってことにしとけばいいよと思うけど、聖域側に降りてるとも限らないですしね……。普通にアローンの元へ行っててもおかしくなさそうな気がする。それはそれで水鏡先生と絡んでくれたら私としては嬉しいんですが。

聖域側は基本可愛い感じですが、冥王軍側は可愛いというかかっこいい印象が強いです。主に水鏡先生が。沈黙の一コマに込められた水鏡先生の思いやいかに。冥王軍にはアローンが、聖域には修行仲間と天馬が、どっちにも大切な人がいる板ばさみとか美味しすぎるだろ。立場的には冥闘士だし。
それにしても、「まだ決めてない☆」という理由だったりするんだろうけど、ワイバーンが登場してなくてちょっと可哀想。

ヘカーテさん、無事で良かったです。腐っても魔女。
そういえば「星時計」ってものはLCと違えどNDにも出てたなあと今回の話を読んで初めて思い出したりしてました。前に1巻出たのが去年の2月とかでしたっけ……。


単行本の続きがすぐ読めないロストキャンバス172話感想。単行本派はアスプロスどうなったと悶々してればいいと思います。

不覚にも泣いた。
こういうのすごく弱いんだってば。
神話の時代から幾度も聖戦を繰り返し、決定的な決着は見られないまま、また次の聖戦へ引き継ぐしかなかったこれまでとこれから。けれど、本当に堂々めぐりを続けていたわけではなく、積み重ねてきた過去は確かに意味を持ち、星矢たちの時代に聖戦が決着する未来を作り上げた。
うん、ほんと、こういうの弱いんだよ……。これは未来のキャラが介入するNDの設定では描けない、LCならではの魅力だと思う。神話の時代から順に続く人の繋がりが生む勝利。
「過去と次代をつなぐ大事な鎹」のコマがまたかっこよくて……! 聖闘士の姿をしたシオンと教皇姿のシオンを中心に、ハクレイ様を始めとする前聖戦の聖闘士たちを上部に、未来の聖闘士たちを下部に配した絵。
シオンの後にシャカ、カミュ、デスマスク、サガ、ムウ様、貴鬼、アイオロス(がアニメ設定だよ!)が続き、そこから星矢たち青銅が続く。貴鬼だけちっと順序おかしくなっちゃう気はしますが、黄金のお兄さんたちも星矢たち若い世代に繋がる流れの一つだったのだなあと感じ入っちゃいました。
あと、ここで描かれる青銅二軍が那智と邪武なのが、LCではユンカースと耶人がメインどころの青銅だからかなって感じで面白かったです。

シオン最大の見せ場は、空振りまくるスターダストレボリューションでもこの先待つだろうルネを討ち果たす瞬間でもなく、「歴史的な勝利を作る」ことを使命と見出した今回のラスト2ページじゃないかと思いました。明日でなくとも、あるいはその勝利の未来に自分がいなくとも、更にその先の聖戦であっても、今自分が生きて次へ繋ぐことに確かな意味がある。
もちろん、他の面々も、そういった思いがないわけではないんですよね。ハスガード様もそのまま「次代のために」という言葉を使っていたし、アスミタが作り上げた数珠も未来の聖域に勝利をもたらした。
彼らとシオンの最大の違いは、「礎」として次代を支える「死」ではなく、「鎹」として過去と未来を繋ぐ「生」を選んだことではないかな。
ハクレイ様や聖衣に助けられた時にも一度は未来へ繋ぐことを決意してた風のシオンでしたが、究極的に死なない決意を定めたのはコキュートスでの前戦士たちと触れ合いがあったからと思えば、ハーデス城で「死んだ方がマシ」と命を粗末にする発言しててもしかたないですね(苦笑)。親の心子知らず過ぎる。
今回の話は、「託す者へ」BGM超推奨です。「シオンは生き残るの確定だからこっちの緊張感が生まれないのよね」と思ってたけど、生き残り確定だと分かっているからこそのキャラ描写のおかげで、えらい魅力的なキャラになりおった。
先週の感想でも書いたけれど、死後コキュートスに落とされると知ってなお、戦うことを決めたシオンはやっぱりかっこよかったです。ちゃんと怯み、逡巡していたから余計に。事の大きさ、意味、どれだけ恐ろしいことか分かって、それでもその未来を受け入れたということだから。
スターダストレボリューションをシオン自身があみ出していたというのもかっこいいですね〜。LCで、技の創出者として明らかなのはシオンが初めてじゃないのかな。カルディアのカタケオも察するに独自技ではあるけれど、特殊な条件が必要だし……。と書いたけどマヴロスの弟くんがいましたな。あれは自力開発技でした、確実に。
とりあえず、蟹師匠の下で性質あわないのに頑張ってたのかと思うと、それだけでシオンのこと褒めてやれる気がしてきた(苦笑)。

しかし、全てを書かれた書物を持つ相手と戦うというのは、サトリと戦う以上に厳しいのでは。客観的な事実しか書かれてないのだから心を無にすれば対抗できるというものでもないし……。幸い手書き作成のようだから、臨機応変的に対応できれば何とかなるかな。今この場で新技をあみ出してみる、とか。
ルネの攻撃、一瞬ファイヤーウィップのような鞭攻撃かと思いましたが、よく見ると書物の文字が鞭のように敵を打つ攻撃でした。物理的なんだか魔法的なんだか。
神様以外に負けないぜ宣言してるルネですが、正直杳馬に勝てそうな気が全然しません(笑)。輝火……はリーインカーネーションで弟関係思い出すかな。怒りに火をつけちゃうだけに終わりそうな気がするけど。愛アコスはリーインカーネーション効きそうな気が。トクサも駄目気なイメージ。でも杳馬には勝てんと思う。リーインカーネーションどころか書物でいろいろ調べたところで、杳馬には傷一つつけられないような気がする(苦笑)。

扉の若ハクレイ様&シオンもいいッスね〜。でも、白銀聖闘士というより水晶聖闘士っぽく見えちゃいました、アルター。

……で。
今回、わりと長々とシオンかっこいい! をリピートしまくってたのですが。
どう転んでも最終的にサガに殺される未来が待ってるんだぜと思うと、どうにもやっぱり間抜けな存在に思えてしょうがないです。
ごめんねシオン。


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