だらだら日記

2010年03月04日(木) LC171話感想

気づいたらもう20巻分も3話目じゃないですかロストキャンバス171話感想。

祝! TVアニメ放送!!
……ってことは、あくまでOVAのTV放送であって、TVアニメ化ではないんですよね?
ほっといても毎月発売予定が隔月発売になっているロスキャンアニメなのだから、そもそもTVアニメ化は難しいと思う。ので、下手にクオリティ下がるくらいならOVAの方が断然嬉しいです。
安心したような、なんだかんだで寂しいような……。でも、まだ二期TVアニメ化の可能性もゼロではないですよね(汗)。

それはさておき、本編感想。
冷静に考えると、「前戦士」が前聖戦を戦った聖闘士たちを指すならば、二百数十年壊れっぱなしで放置だったんだろうか、聖衣……。シオンが弟子入りする前までにも、修復師なり聖闘士なり、なんらかの弟子をハクレイ様は抱えてたのかと思ってたけど、意外とシオンが初弟子だったりするのかな。それにしても、ハクレイ様自身が修復しなかった理由にはならないような。合理的な理由が思いつかないぜ……。
シオンの止血に努めることができるなら、死んでるようで死んでないのか聖衣……ってあたりも考え出すと気にはなってきますが、その辺とりあえずどうでもいいやと思わせるくらい、前戦士たちがかっこよかったです。ハクレイ様が黄金差し置いて普通にリーダーっぽいですよ、あの絵。そもそも、アテナ様による強化アイテムを預かってる時点で特別待遇だったりするのかハクレイ様。

出番のたびにいいとこ取りしたりいいとこ取られたりと、これまで微妙にへっぽこ感漂い続けてたシオンですが、他の誰でもなくシオンが生き残ることに、今回の話でうまく流れが生まれたなあと思いました。
ハーデス城でツッコミかけたり、無茶無謀もするけれど、誰よりも生き残ることへの意思が強かったのはそれでもシオンだったのかな、と。その意思を貫いた結果がシオン生存に繋がったんじゃないかしら。
存えることを望めないカルディアは当然としても、ハスガード様やアスミタやシジフォスや、結構な人たちが「先」のためならば命を落として構わないという考え方のように見える。シオンは、逆に、「先」のために生き残ろうとした。過去を知り、それを伝えられる人間として。師ハクレイのように。
前戦士の生をシオンが繋げ、その前にはハクレイたちが繋げ、更にその前には……そうやって続いてきた流れを途切れさせないための戦いをシオンは選んだんじゃなかろうか。
聖闘士が死んだ後はコキュートスに落とされる。そんな残酷な事実を目の当たりにして、それでも聖闘士として戦うし、教皇として生きるんだよな……というのも個人的に評価ポイントでした。
ハクレイ様だってセージ様だって、その他のあのかっこいい前戦士たちもみんな、死んだら等し並にコキュートス行きのはず(ひょっとしたら例外ペガサス、かもしれんけど)。マジで、知ってる人(会ったことはなくても)があそこにいたりするんですよね、シオン。シオン自身、この戦闘で死ななかったとしても、死んだらああなるというのを確定的に思い知らされるわけで。
死んだ後のことまで知らないし考えないから戦える部分もあると思うのですが、確実に地獄に落ちると分かっても戦い続けるのは、本当は怖いことなんじゃないのかなあ。それとも、それすら平気で気にならないのが聖闘士なのかな……。

今回は、16ページ目のルネが美人大賞だと思います。顔は本当にいいよな、この人。変態だけど。
マスクつけるときれいな顔が隠れがちになるのでちょいともったいないや。でも、冥闘士側がちゃんとマスクつけて戦ってくれるのは、好きだし、嬉しいです。聖域側ひでえもんだもの、マスク装着率(苦笑)。
それにしても、この人なんでアローン側についてるんだ……? 死は救済とかって柄じゃないじゃん、超厳罰っぽいコキュートスを許容してるっぽいし。
いっそ、ルネも騙され組だったならすっきりするのに(苦笑)。


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