だらだら日記

2009年07月23日(木) LC142話感想

今回の話を読むためにこれまで読み続けてきたような気がするロストキャンバス142話感想。

改めて耶人が好きだって実感した……!(再び)
LCの存在を知ったのはちょうど昨年の夏コミなのですが、「気になる読みたい」から「読むぞ!」に変えてくれたきっかけは耶人でした。
時間的にそんな場合でもないので子細省きますが、原作ではほとんど出番のなかった星座のユニコーンがLCでは主人公の仲間ポジションで、しかも仲良し友だちではなくケンカ友だちらしいというのが妙にツボに入りまして。実際に読んでみても、期待通りにいいキャラで、活躍しまくりの黄金聖闘士さしおいていね内ランキングTOP3に確実にランクインし続ける結果になったのでした。
もう、今回はそんな耶人の真骨頂。もっと言うと、耶人とテンマの関係の真骨頂。
本当に、これがいちばん期待していた、いちばん読みたかったLCで、私にとってのLCの原点なんだよなとしみじみ思った。視界が曇るぜ畜生。

さてさて、とりあえず本編の感想をば。
前回が前回だったので、今回もデフテロスか童虎あたりが来るのかと思っていたら、地上のアレコレ知ったことかと言わんばかりにロストキャンバスでの話が続いておりました。
シジフォスの肉体が掻き消えて、聖衣しか残らないのがまた切ない。全力尽くした結果なのか、生きてる面々と違って防御にまわす小宇宙がなくてアテナビックリの威力にやられたのか、よく分からなかったけど。出来るだけのことを出来うる限りやってくれたんだなあと、そういう感じがしました。
射手座の聖衣は矢を番えているから、その矢を向ける先がまた見事に進む道に見えてくるんだよなあ。相変わらずじんわり上手い。
第一の門で亡くなった聖闘士たちの聖衣がオブジェクト状態に組んであるのも好きです。でも、聖衣見ても何の星座かぱっと見て予想が出来ない……。LC版聖衣の説明、モブ聖闘士たちのものも含めて欲しいなあ。
……しかし、そうか、シジフォス亡き今、ナンバー2はシオンということになるのか……。この期に及んでサーシャと二人、修復プランを話し合ってるわけでもあるまいし。がんばれ、シオン。未来の教皇の片鱗を示してくれ!

船が傾く時、ちゃんとテンマがサーシャを庇っててかっこいいです。一方で、見事に一人でぶっ倒れてる耶人(笑)。
それぞれの務めに従って、お互いアテナと聖闘士してあろうとする二人が好きです。もたれあわない感じがいい。向かい合うんじゃなく、同じ方向を見ているからこそずっと先に進める、そんな関係が好みなので。もちろん、テンマとサーシャとして接しあってる二人も好きなのですが、そこにしがみつくばっかじゃないのが好き。
そんな二人に気をもんじゃう耶人。あくまでこそこそ喋りなのが可愛いなあ。大事な人を亡くした相手の側にはいてやるべき、という発想に基づいての台詞は、12巻の耶人ユズイラストを踏まえてみるととっても可愛いことになるんですが。でも、あくまで「それで引く俺様じゃねえけどな!」とか言っちゃう耶人。頭のてっぺんどころか角の先から足の先まで可愛いよ、耶人。
テンマの「あはっ! 知ってるよ」も可愛いし。なんなんだ、この可愛さの嵐は。というか、ここが可愛くて可愛くてたまらないから、余計に後が悲しいんだよな……。
ユズリハの「本心を知る奴が〜」の台詞は、何巻だったか前書きに「戦友欲しい」と書いてあったことを思い出したりもしたものですが、このタイミングでその台詞は、意味深っちゃ意味深なような。113話で耶人に「分かって言ってんのかなー」と言われてた仮面外しも含めて、すごい遠まわしな告白だったらどうしよう。でも、「それで引く俺様じゃねえけどな!」とか言ってる耶人。少しは進展あるかと思ってましたが、結局「微妙にいい感じ」のまま終わっちゃうのかしら……。

「過去への愛情を断ち切れ」という試練が、懐かしい声に振り向いてはダメという形で出されているのがじわじわきます。というか、あそこで「振り向くな」という意味だとぱっと分かるテンマも大概賢いな。私だったら罠と知ってても思わず……ということもなく、何も考えずに振り向いてあっさり石化しちゃうと思います。(←比較対象が悪すぎる)
呼ぶ声に惹かれ、肩でも叩かれたらきっと振り向いてしまうという場面で、テンマに触れてきた手が、テンマを振り向かせるためじゃなく振り向かせないために押さえた耶人のものだった分かるシーンが、今回とても良かったです。ぐっときた。
自分も石化しようという時に、テンマだけでも振り向かせまいと動いた耶人の男前度は相当高いと思いました。仲間が石になったという情報と、触れる手の固さが示す耶人も石像に変わろうとしているという事実。テンマの「ずっと馬鹿やって、一緒に戦ってけるって思ってたのに」という台詞は、読んでるこっちも思ってたことで、三馬鹿は最後まで残るものだって思い込んでおりました。
アローンに対するものとは違うものであっても、耶人もテンマにとって友達であることに変わりない。耶人の側からも、何度か友達発言出てたけど、本人を前に「友達だから」と言ったのは初だったかな。初だったような。
耶人がすごくいい表情してるのですが、過去の声どころかすぐ側の耶人に対してさえ振り返っちゃいけないんだってのも切なかったです。

耶人の過去話や家族環境ってほとんど出てきてないけれど、どんな感じだったのかなあ。必ずしも死別というわけでもなさそうな気もするけれど、ぼんやりで終わっちゃう話かな。
ユズリハを振り向かせたのは、やっぱりトクサやハクレイ様なのかしら。
今回の石化って、解けるのかなあ。三角先生(←名前……)はダメだったけど、原作のメドゥーサの盾の時は倒せばOKだったよね。……こ、ここはぜひ原作展開で(汗)。
耶人は、本当にここでグッバイしたとしても十分と思えるくらい見せ場があったけど、ユズはまだまだやり足りないかと。石像が崩れなければ大丈夫……と思わせてくだされ。
でも、ファラオの心臓抜き取りも、倒せば大丈夫ってわけにいかなかったからなあ。そもそも、これって個人の技なの? それとも場所による罠なの? 本当に一切後ろを見ないで戦わないとダメってなったら結構戦いにくそうな気が。
ここでの戦闘は、ぜひテンマが担当してください。折角の見せ場チャンスだし、耶人の頑張りに答えるためにも、他の人に取られませんように!!(デフとかレグルスとかシオンがやりかねないかと!)
オールの人(←だから名前……)は原作だと星矢と当たってたと思うから、LCでもぜひテンマで! ぜひ……!


「黄金聖闘士役のアノ大人気声優登場」は、声優コメントもアスミタ発表も両方やってくれましたね。
前にも書いたけど、石田さんでアスミタだったら上の上で似合うと思う。

描き下ろし版権につられてニュータイプロマンスも買ってきました。
全体的に肌に合わない感じの雑誌でむずむずしながらLC記事を探したのですが、公式に書いてあったハクレイ様のキャストが記事中に見つからない。記憶違いだったかと思ってたら、広告の方になんてことない顔で他キャストと一緒に並べてありました。
賢雄さんか〜。
関さん一人二役でくるかと思ってたのでちょっと拍子抜けしつつ……。イメージがあうあわないというのもさっぱり浮かばず。前聖戦の生き残りで教皇じゃない方声って感じなのか。
セージ様もハクレイ様も、こんな声のイメージで……というのは元々あんまりなかったのかも、自分。

下野くんインタビュー記事の声優雑誌も読んできました。
がんばれ下野。応援してる。
……でも、確かに言われてみればそんなに出番ないんだよなあ、アローン。


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