だらだら日記

2009年03月05日(木) LC123話感想がひたすら地獣感想

もう耶人の人物紹介じゃなくてユンカースの紹介載せるべきだよロストキャンバス123話感想。

アイアコスの所作がエロすぎて120%お手付きだったろコレって正直思った。
すみません本当すみません。でもどの方向に向かって謝るのが適切なんだか分かりません。すみません。
そして120%バイオレート死んでんなあ……とも思った。気絶中とかそういう甘い夢は見れなさそうです。レグルスも、正直もう死んでておかしくない気がしてきた。バイオ拾う時にレグルスが生きてたら、トドメさしてそうな人だよアイアコス。

今週の話、初回読んだ時、結構うわああああと思いまして。「ちょっ、バイオレート男選んだ方がいいよ……!」とか思ってしまったのですが、読み返したら「あれ、何これアイアコス普通にかっこいいじゃん」と思えてきました。恐ろしい。
聖闘士たちの命がけで守ろうとする絆をコケにしてみたり、意地なんてすぐに砕け散ると言い切ってみたり、ユンカースたちを見下してるのは冥王軍の人なので構わない……というか当然だと思うんですけど、命がけで戦ったバイオの意地はこの人にはどうでもいいものなんだろうかとなんだか悲しくてですね。
バイオに血のり塗ったくるのも、「畏れと所有」が最強の絆と言っちゃうのも、モノみたいに扱われているようで、どうしたって対等ではないんだとますます悲しくてですね。
触れる仕草のエロっちさに、「もうお前バイオが死んでても生きてても構いやしないのかよ、ど変態め!」くらいの気持ちで変態王の称号を与えて誉めそやしつつ嘆こうと思ってたんですわ。
……いや、いいキャラだとは思ったんですよ。カルディア再登場100話読んだ時の絶望と賞賛のあわさったあの感覚でもって。

ところが、読み返したら見事に裏返っちゃったという(笑)。
色々言ってるくせにお気に入りは命かけて意地張って頑張っちゃう子だと思って見たら、なんだこの裏腹兄さんはって感じで面白くなってきたんですよ。
それに、アイアコスは別に、スタンドのように絆そのものを否定してるわけじゃないんですよね。アイアコスが言ってるのはプーネコで言うところの直列の人間関係で、聖闘士が主張してるのは並列の人間関係なんだ、要するに。直列である分には、命がけも意地もあって然るべき。だから、アイアコスはバイオのそういう点を評価をしてないわけじゃない。……いや、多分だけど。
そもそも、アイアコスとバイオレートが主従の関係にあるのは事実なんだし、対等じゃないのも当然。だからこそ、バイオはよけいに一番近い位置に引き上げられようと頑張ってたんだよね。……いや隷属結構じゃないですか。別に問題じゃないじゃないですか。畏れ? そりゃもう畏敬の念でいっぱいでしょうよ、どう見ても。所有? 「俺のものだ」と言われたら普通に「はい」って答えそうですよ、バイオレート。
血のり塗ったくるのも、元々「届いてますか、血化粧の私」とか言っちゃう子なんだから許容範囲だろうよ。むしろつうかあな行いではないんですか。違いますか。よしクリア。
残る問題は「死んでても生きててもどっちでもいいんかい!?」の点ですが、死んだらポイ捨てって方がよっぽどアレじゃないですか。抱いていたバイオレートを下ろす時の扱いも丁寧だし、合間合間にいちいち、いやほんといっちいち触れまくってるし、死んでても大事にしてるってのはかえってポイント高い。高いですよ、これは。ある種ネクロフィリアっぽくもあって、倒錯的で色っぽいといえば色っぽいし。そうかお前はバイオの髪が好きなのか、そうなのか。
以上の見方でもって、「うわああああ」が「かっこいいじゃんアイアコス」に化けました。
この人は、嫁さんとの絆こそ最強だと、見せ付けたくてたまらないんだな、きっと。(真顔)
ああ、でも、バイオが命かけて仕えているのはハーデスじゃなくアイアコスなわけでね、そこはやっぱり「隷属」って言葉だけじゃ説明できないと思うんだけどもね……。「私たちを導くあの方」発言とか、ちょっと恋する乙女フィルターが強くかかってる気はするよ、バイオレート。畜生かわいい。

このままだと夫婦語りだけで終わりかねないところですが、ユンカースは今週もとってもかっこよく頑張ってたと思います。立派なリーダーだ……!!
シジフォス到着に思わず涙しちゃうところも良かったよ。ユンカ好きだ!
一方耶人は、テンマのライバルの立場もレグルスの親友の立場も悲しくなるような目立たなさでした(汗)。手も足も出なかったスタンドが瞬殺されて震えるばかりってのが、情けないようだけど当然の反応だとも思えます。アイアコスって、敵味方問わずいちいち派手な攻撃してくれる上に、あの聖闘士たちを震わせまくったバイオレートが心酔してるってことだけでも、ひたすら強そうな印象を与えるんですよね。なんかもう、格が違いすぎるよ……。大ボスが来たって感じがするもの。これまでの三巨頭と比べても一番怖い。遥かに三巨頭。
で、結局VSアイアコスはシジフォスかテンマ、あるいはその共闘で……ということになるのかな。1対1とか言ってられる状況じゃない気もするけど大丈夫なのか。
援軍が来て……という展開も予想はしてましたが、アイアコスとユンカースの間に割って入るのがレグルスじゃなくてシジだっていうのは、アルバが来たかと思ったらシオンだった時の村娘さんくらいのがっかり感もちょびっとあったり(苦笑)。レグルスが本当に死んじゃったように感じられて、心配でなりません……。
あと、羽根が……キラキラ羽根が……。エピGでロス兄さんが羽根を舞わせて許されるのはローティーンだからでね、シジがやるのはなんかこう……無理するな(笑)。でも、シジフォスは外してこそシジフォスって気がするので、この不正解っぷりがかえって正解なのだと思います。どれだけネタキャライメージなんだ、私の中のシジフォスは。
このマンガは聖闘士レグルスではないんですよ、聖闘士テンマなんですよ、という主張と共に現れました主人公。……待ってたつもりだったけど、なんだか腹も立つのは私だけなのか(苦笑)。自分で思ってた以上にレグルスのことが好きだったみたいです。
普段から頑張っててくれないと、単にいいとこ取りだけしてる子に見えちゃうよ〜。だから、もっと登場してくれ、テンマ!

あと、レグルス関係で少し悲しくなったことが。
どえらいのが来ちゃって、そんな場合でもないんだろうけど、ユンカースたちはアイアコスの腕の中にいるきれいな姉ちゃんが、あの時の怖い兄ちゃんと同じ人だって分かってるんだろうか。
本当だったら、レグルスと戦ってた人がアイアコスに連れられてきていたら、「レグルスはどうなったー!?」と反応してもおかしくないだろうに、目の前のことでいっぱいいっぱいな上に、とてもじゃないけど同一人物としての判定が出来なさそうで、レグルスの心配を誰もしてくれてないのが辛いです。次回以降で……ということにはなるんだろうけど……。

ところで、バイオレートのアンダーは破れたり直ったり直ったり破れたりですが、今回直ってたのはアイアコスがわざわざ122話と123話の間に着替えさせたって思うことにする。とことん本物であればいい(笑)。


小宇宙通信第11回もちょこっと感想。
123といえば一輝兄さんってことで輝火本編登場……はなかったけれど、とりあえず小宇宙通信でひそやかな再登場してくれました。
しかし、何故アルバフィカじゃなくミーノスで、ハスガード様じゃなく輝火なのだ……? LCアニメ公式の黄金兄さんイラストは小さすぎて顔まで確認できなかったけど、アルバもちゃんと描かれてたよね?? 冥王側ばっか紹介されてると、ヒョードルとかチェシャとか当然バイオレートとかの設定画公開に期待しちゃうじゃないですか。
キャスト発表はいつくらいになるのかな。


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