2009年02月26日(木) |
LC122話感想がそれでも地獣感想 |
えっていうかこれ私的には十分最終回だったんですけどロストキャンバス122話感想。
夫婦万歳気分と、でも嫁さん死んでるしというやるせなさが、ものすごい勢いでせめぎあい中。 「最終回じゃないっぽい」という励ましは全くもってぬか喜びだったようで。 結局バイオレートは前回のあの場面で絶命してたわけですね。いやいや、アオリで「最期」と書かれてるだけなんだから、気絶してるだけかもしれないぜ。……と思いたいところですが、力を出し切った結果の見事な立ち往生で(いや正確には座ってるけど)、あの時死んじゃったんだなあ、あれが最期だったんだなあ……と納得せざるを得ない感じです。カルディアのようにとっときのいいとこ取りをしてくれることに、希望を繋いでおきますよっ。 というわけで、前回出なかった涙が今頃じんわり出てきてたりします。最後の言葉は「アイアコス様」だったんだなあとか、あんな切ない表情で逝っちゃったんだなあとか、改めて思うところが多くって。 黄金の兄さん方みたいな回想シーンもなかったのに、バイオレートはキャラ表現とか心理描写がツボにはまりまくりでした。あまり長く登場させられないキャラを深めるのに回想差し挟むのは便利な手だと思うのですが、バイオレートは一切の回想シーンなしに突っ走って、それでもちゃんとバックボーンも背景も感じられる良いキャラだったと思います。 ここんとこのロスキャンは自分の中では9割くらいバイオで構成されてたものだから、しばらく寂しい思いをするんだろうなあ。まともに読みすすめられないかもなあ……。 と思ってたんですが。 ありがとうユンカース! 元気でた!!
正確にはユンカースのおかげでというより、耶人含む青銅や雑兵たちのおかげで元気でたんですけどね。 やっぱり耶人はいいなあ。好きだなあ。さんざんやられた後でもアテナのことを悪く言われると気圧されずに言い返すところも好きだし、その強気がレグルスの強さに乗っかってる微妙なヘタレっぷりもらしくていいなと思う。ずっと黄金やテンマへの劣等感を感じさせてる子なので、「青銅は黄金の寄生虫」という言葉はぐっさりきたんじゃないかな。 ここで、ユンカースたちが青銅として青銅だから出来る務めを果たそうとするのが、心底かっこよかったです……! それまで気圧されてた人たちも必死に立ち上がって、手を取り合い、スクラム組んで壁を作って。黄金が強くてかっこいいのはそりゃもう当然だけれども、青銅だって負けちゃいないですよね。一握りの強い人たちだけじゃなく、たくさんの青銅や雑兵もこうして聖戦を支えてきたんだろうと、「きっと俺たちみたいなのが昔から頑張って――」のページを見て思いました。熱くてかっこいいなあ。 「やるときゃやるんだよ!!」のユンカースも大好きです。リーダーしてるなあ。耶人は悲しいくらい隅っこだなあ(苦笑)。でも、絶望していたユンカースに再び動く力を与えたのは、実は耶人の叫びなんじゃないかとも思ってます。 それにしても、カーペンターズはバイオレートを相手にし、耶人はスタンドを相手にしてるせいなのかもしれないけど、聖衣の損壊具合がまるで違っててすごいですね。バイオレートがすごいのかユズリハの小宇宙がすごいのか分からないけれど。
そしてそして、いよいよ降りてきましたアイアコス! ここで冥王軍雑兵がさっと畏まるあたりお流石です。やっぱり三巨頭でいちばん強そう偉そう凄そうに見えるよアイアコスが。嫁さんは美人だし。 ガルーダフラップでバイオレートもろともヤッチマイナーってわけじゃなく、ちゃんと抱えて連れてきてくれて嬉しかったなあ。「片翼」という言葉も、その場限りのものじゃなくて本気で言ってくれてたようで良かったですよ、ほんと。 夫婦万歳!→え、あ、いや駄目かもこれ→あ、やっぱ夫婦展開期待できそう?→いやいやでもなあ……と浮いたり沈んだりしながら、最終的に「夫婦展開期待:一切の希望を捨てよ」は4:6くらいの割で悪い方に悪い方に考えておりましたが、とりあえず今のところ万歳叫んでて良さそうですね。万歳。アイアコスの「アイ」はLOVEの愛だとかつまらないことを真顔で言えそうな勢いですよ。 バイオレートが聞けばすごく喜びそうなことを言ってくれてるし、してくれてるのに、バイオにはもう何一つ届かないのかと思うとどうにも悲しくなりますが……。い、いや気絶してるだけだよこれは……! ここまできたらアイアコスと揃ってグッバイでいいよもう!! バイオが「届いてますか?」とアイアコスに語りかけてた時は、読みながら「案外もうバイオじゃなくてスタンドの方しか見てないかもよ」と思ってましたが、どうもちゃんとバイオのこと見てあげてたようですな、アイアコス。別にどうでもいいから死ぬまで傍観してたわけじゃなく、バイオレートが戦い終えるのを見届けてたんだろうなあ……。横槍入れてればバイオは死ななかったかもしれないけど、アイアコスがしゃしゃり出てきたらそれはそれでバイオは気にしちゃいそうなイメージ。アイアコスの隣にいられるためには、意地でも勝たないわけにいかなかったんだろうな。
というわけで、バイオレート弔い合戦。アイアコス様はやる気満々。雑兵いっぱい。スクラムちょっと崩れちゃった。 ……って状況でユンカースたちが勝てる気がしないんですが(汗)。 レグルス、ちゃんと船まで戻ってこれるよね……? レグルスくらいはすっきり気分で死なないでほしいと思ってたけど、それは何もこういう場面であっさり絶命しろとかそういうことではなくてですね(汗)。だから、さすがにここで死んではいないよと信じてます。ぼろぼろになっても船まで戻ってきて耶人とのわだかまり解消してくれるはずなんだよ〜。(願望)
* 小宇宙通信もとうとう10回目ですか。 対談、面白かったです。元々テンマの声にカッキー希望してたのですが、ますます聞くのが楽しみになってきました♪ オーディションのために揃えたのか、オーディションに受かったから揃えたのか、元から星矢好きで揃えてたのかは分からないけど、LC全巻持ってるという言葉に柿原の好感度が上昇した(笑)。あえて原作は読まずに役を演じる人もいて、それはそれで間違ってるわけではないけれど、作品のファンとしては読んでくれてる人の方が嬉しいですもん。 手代木さんの「今週はテンマ我慢して」は「今週も」の間違いじゃないかと(苦笑)。ここのところずっと「聖闘士レグルス カルラ王神話」が続いていて、しかも何の問題もなく面白かったのでうっかりしていましたが、主人公テンマでしたねこのマンガ。 2話のアフレコでテンマと耶人の掛け合いが……ということだと、思ってたより話を進めるペースが速いのかな? それとも構成を変えてるとか、オリジナルエピソード差し挟んでるとか? うおー、なんだかんだでえらいこと楽しみになってきた。期待しすぎはいかんよ、自分。 あと、森田涙目(苦笑)。
* ND16話感想も。 沙織さんは神から人間になって星矢とくっつけば丸く収まるんじゃないかと思います。 それにしても、今夏っていつだー! 5月だって初夏だぞ? 8月までは夏だと思うぞ? ていうか衣替えは10月だったりするから9月が夏と言えなくもないぞ……? できるかぎり早い再開をお願いいたします。むしろ月1掲載がコンスタントに続くくらいのほうが嬉しいんだけどな……。
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