2008年12月11日(木) |
LC113話感想+小宇宙通信第2回感想 |
カミュ先生の誕生日の一日前が12巻発売日だなんてやってくれるぜロストキャンバス113話感想。
なんかもう全体的にカタケオ。 カカカカルディアー!とか耶人ユズフィーバーターン!とか若獅子ひゃっほー!とか。二週間待てなんて酷過ぎる……。
前回で見納めになるかと思えたデジェル、冒頭の内容かぶりのおかげでまだ見ることが出来ました。LCポセイドン編は、私の中でものすごく「託す者へ」がイメージされます。なんかもう、本当に「越えてゆけ」って言ってるようだったよ、デジェル。青臭くて普通っぽい子と思えてたのに、最後の最後、ユニティを生の道に導く姿は急に大人に見えてきたよ……。ユニティが何をしたのでも、これから何があっても生きてほしいと、生きざるを得ないように役割与えて、自分は去って。ロスキャンを最初に読んだ時の印象、「どの黄金も惚れる」は、デジェルにもバッチリ適用されました。デジェル、大好きだ。 デジェルの願いに応えて駆けるユニティも、読んでて本当に好きだと思った。心配してたように、オリハルコンを手放したらラダマンティスにやられた傷が……という展開ではなかったですが、やはり治癒能力は消えていたようで……。瓦礫刺さってるって痛いって!……な場面で、それでも「誰に責められても、恥をかいても死にたくなっても生きる」と力強く前を見る場面で目頭が熱くなり、続くカルディア登場で泣きました。
そう、カルディアが! 最後の最後になんといういいとこ取りを……! カルディアは、ユニティを助けて自分もどこかでまだ生きてるんだろうか。それとも最後の力を振り絞ってユニティを助け、自分は力尽きてしまったんだろうか。あるいは、マニゴルドが教皇のマスクを運んだ時のように、残留小宇宙のようなものだったんだろうか。 「勝手に死ね」と言ってたくせに、全然勝手に死なす気ないじゃんよ、カル様。斜に構えすぎだよツンデレ蠍め。 デジェルとユニティの小宇宙のぶつかり合いを感じていたなら、カルディアも二人の間に何があったか分かってはいたんじゃないかと思います。だとすると、ユニティ自身が「誰に責められても」と考えてる場面で、カルディアが彼を助けるのは、ユニティを「責めない」「許す」と言っているようなもので。原作ではミロが海龍を許し、認め、また白鳥についても先に進ませることをしていましたが、カルディアも海龍を許し白鳥を進ませる役を負ったのだと、そう思ったら涙がボロボロ出てきました。ちくしょう、本当にリンクのさせ方が上手いぜ手代木さん……。 海底都市ではデジェルと姉のことばかり呼びかけていたユニティが、地上を進む時にはカルディアの名も呼んでくれるのがすごく好き。カタケオの熱は、本来自分の命も相手の命も縮めるものでしかないのに、それを誰かの命を繋げるために使えたということが、カルディアにとって救いになればいいな……とも思いました。
舞台変わって、チベット話。 ひっさしぶりの耶人は、相変わらず耶人で、いちいちの言動がぜんぶ可愛かったです。ああもう、この子は本当に素晴らしい。ラッキーで船を見つけちゃうのも、効かないユニコーンギャロップも、いい具合のへたれっぷりが大好きです。 耶人ユズも嬉しかったですよー。深い意味の無いユズリハの言動にうっかりどぎまぎしちゃう耶人が好物です。二軍な子たちがきたらなんだかんだで顔は隠すし、耶人が特別っていうのは確かなんだけどな……他にも特別な人が多いんだよな、ユズ。テンマ以外にもハクレイ様やシオンの前でも堂々素顔だけど、あれは家族のうちってことになるんだろうか。 しかし、セリンサの時のテネオといい、今回の耶人といい、女子の仮面はむしろ男子を惑わせるものになってはいないかね……? ユズリハの故郷に帰ってきたということで、弟や刺青の話も出てくるかな……と期待してます。
二軍たち登場も嬉しかったです! モブでちょろちょろ出てるだけかと思っていたら、台詞もばっちりあって。同朋・同輩で仕事してるとそれなりに仲良くしているようで、そんな部分にもにやにやしたり。 ああ、でもこの子らも死んでしまうのか……。
聞いた話、原作の星矢は本当はアルゴー船に乗ってハーデスの元へ向かうつもりだった(しかし打ち切りで以下略)というので、そのネタをLCでやっちまおう! ……ということなんでしょうか、今回の船。 聖闘士には空白の四星座があるというけれど、結局旧アルゴー座の艫とか帆とかがそれにあたるということにするのかな、LCでは。
登場=死亡フラグの新黄金・獅子座のレグルスくんもとうとう登場。 11巻で見た時もちまちま幼いなあと思ってましたが、改めて登場されてもどうにも若い。童虎とシオンが最年少かと思ってたけど、よっぽど童顔でない限りレグルスのほうが若い。3話はイメージ映像ですと思っちまえば、耶人やテンマと同い年か一つ二つしか変わらんだろうなってくらい若い。 なんでこの子、こんなキラキラのぴちぴちで溌剌としてるんだ……(笑)。 口調もえらい可愛いね。「嬉しいよ」とか「さあどいてくれ」とか。耶人(青銅)が気軽に「お前」と呼べちゃう間柄のようだし、友達だったり兄弟弟子だったりするのかな。 シジフォスとの関係も気になるところです。そもそも、関係があるかどうか、からまだ分からないのですが……。普通に兄弟なのかもしれないけど、叔父甥の仲かもしれないよ、という萌え語りで盛り上がったりしてました(笑)。で、獅子を親子継承してたらなーと。原作でもLCでも兄弟継承や師弟継承はあっても親子継承はなかったから(記憶違いだったらすまん)、レグルスでやってくれててもいいのにと思いまして。これだと、射手が弟、獅子が兄という原作との逆転があって面白そうな気もするし。 レグルスもアルデバランのように星の名なので、本名じゃなくて称号のようなものだったりするのかも? 本名あるのかなー。
* 小宇宙通信の感想もちょろっと。 誰よこのナイスガイ……。むしろエピG童虎って言われた方が納得いくんですがナイスガイ。いっそガランさんでもいいよナイスガイ。 絵としてはかっこいいと思うけど、童虎たんはもっと童顔でよかった気がするよ……。あと、やっぱりなんか手代木絵と比べて泥臭く感じられる(汗)。 うーん、でも、公式(?)の小さい絵で見たヒュプは意外といける感じだったので、アルバフィカも美人かもしれないかもしれないかもしれない……どっちやねん。 普段、うっかり「おじさん」と呼んじゃいがちなシジフォスも、激しくおっさん化しそうな気もしつつ、かっこいいデザインだったりするかも……。
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