とりあえず色々終わりました。 待機日はまだ「とっとと時間が過ぎたらいいよ!」と思えたものですが、通夜の日になったらもう「通夜が二週間とか三週間とか後ならいいのに……」と思うようになり、葬式なんかもう「どうして自分にはフリージングコフィンが使えないんだろう……」とだいぶ疲れたことを真剣に考えるようになっておりました。 正直、死後の世界とかさっぱり信じてない人間なので、死に目に会えなかったことが悔しくて悔しくて、一生悔やみ続けるだろうと思います。死んでからどんなに好きだったか言いたくてもできないんだから、せめて最期にそばにいて手を握っていたかった。それでも、前日に会った時に「もういい、もうえらい」と繰り返すから、「えらいのえらいのとんでけー」と子どもに言うような言葉に笑ってくれた思い出があるだけ、まだマシかもしれません。 ことあるごとに「もう帰る……」と泣き出すか「もう寝る……」と控え室の寝室で丸くなるといった、いい年からげて小学生のように役に立たない情けなさでしたが、私の打たれ弱さを知ってる親戚だったので最後まで甘えきってしまいました。
能動的に何かする気になかなかなれず、誰かと楽しく話しているうちは何とか元気も出てきますが、ひとりでいると故人を思い出しては涙が出てくる始末。 「泣いてもいいけど元気出せ! B’TX貸してやる!」と言われて借りたB’TXがものすごく面白くて、確かにちょっと元気出ました。正直、車田がこんなに面白いマンガを描くとは(←ひでえ)。……や、なんか、記憶のある車田マンガといったら、星矢のほかは打ち切りなので話がさっぱり読めない男坂とか、個人的にはデクレッシェンドな風小次とか、何がなんだかわけのわからないリンかけ2くらいなので、比較すると自分の中で好きな車田マンガ第2位のポジションに躍り出ました。
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