みょうの日記
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2011年04月14日(木) 「放射能汚染ゴミ」誤解の苦情?

さて、マスコミが誤解とはっきり断言しているこの問題。

「川崎市の阿部孝夫市長が東日本大震災で大量に発生した災害廃棄物を受け入れる方針を表明」したことに端を発しているのだが、もともとこの市長、市民・近隣市住人に対して何の説明もしていない。
確かに川崎市は他の震災のときにも率先してゴミ処理をしてきたという実績がある。

だが如何せん、今回は現在も続く原発(被曝)問題も抱えているのだ。
放射性廃棄物を、とは初めから言っていないのはわかるし当たり前だが、現に関東にまでヨウ素・セシウムが検出されるほどの広がりをみせている上に、ひと月経ってストロンチウムなる物質がようやく検出されたとして、福島各地で原木シイタケ栽培に出荷制限まで出てしまった。
そんな場でひと月もの間、野ざらしになっている廃材が一体どれほど、どの範囲まで被曝しているのかなど、まったく想像もつかない。
被災現場は広範囲に渡っているし、実際に瓦礫の放射能測定はまだ行なわれていない。本格的な瓦礫撤去にあたってこれから行なわれるであろう作業なのだろう。
そういう過程を経て初めてどこまで安全か、どのエリアなら大丈夫なのか判断つけられることなのではないか。

川崎市長が問題なのは、そうした「測定を行なっていないがための」安全なゴミを今月後半にも焼却処分すると宣言したところにある。
プルトニウムは通常の線量計には測定されないらしい。他にも測定に時間がかかるものがあるというのに、そこをすっとばして「安全」と言い切り処分すると言ったのだ。
市民が不安に思うのも致し方ないと思うのだが。

また、こうした経緯でまだ汚染の度合いもはっきり計測されているわけでもないのに「安全なのにデマ・パニックに陥っている」とマスコミが断言することも、ある意味風評被害を与えていることにならないのか。

さっそくネット上では「川崎市民は愚か」と言われている。


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