みょうの日記
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2009年02月27日(金) 横浜市歌

ケンミンShowなる番組を見ていたら、横浜市歌が出てきて懐かしくなった。
小難しい歌詞を理解している人は少なく・・・と言っていたが、少々目が点に。
あー・・・そうかな? 小さい頃は理解するには難しい言い回しだが、普通に理解していたんだが・・・。

それより何より、せっかく紹介されたというのに歌の中に『むかし思えば とま屋の煙 ちらりほらりと立てりしところ』が抜けていて、妙に悶々してしまった。
どうせやるなら途中の一文抜かさないでほしい。市歌に限らずあの時代の歌は今の歌と違って一文でも抜かすと意味が通らなくなる。
詩としても堪能できる文章なのだから。

それでふと思い出したのだが、大分前に、唱歌『われは海の子』の一文にある『煙たなびくとまやこそ』の「とまや」の意味が分からないから学校で教えるのをやめるとかなんとか言っていたことがあった。
今はもう学校で唱歌は教えていないのだろうか。

私が子どもの頃には、もちろん当然「とまや」なんぞなかった。にもかかわらず、私の時代の子どもたちが普通に受け入れられるものが、今の子どもには理解できないからと排除されていくことは、合理的というものとは違う。
そうやって、「どうせ子どもに教えたって理解できやしないさ」という未来の大人を侮った教育方針で、どれだけの美しいものが伝えられなくなっていっているのだろう・・・と、考えずにはいられなかった。


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