団長のお言葉
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2003年11月06日(木) 激熱我慢大会垂れ垂れ釣行記

この題からして大体の予想はつくと思う。実にこの一日での水分補給総量約5L。出た発汗量は底知れず。まさに我慢大会さながらの釣行となった。我々はこの殺人的な暑さなど予想だにせず、ほぼ馬鹿面で夜に出発した。
 夜、着いてそこでナマズを、夜明けに雷魚を狙おうという按配だ。
 難なく渋滞もなしにそしてサンバーの機嫌を損ねず目的地H県K市の野池に着いた。早速ジッターバグで野池に繋がる水路をチェックすると一発で出てきた。さすがK市の野池だ。スレていない。ていうか、こんな夜、夜中にプラスチックの玩具を好き好んで投げる奴は居ないという事だ。結局釣れたのは俺のみだった。アブれなし。いい響きだ。なかなか幸先が良いではないか、余裕をぶちかまし少し眠ることにした。
 この前のチャンコスプレー事件。あの二の舞になるまいと今回は窓に網戸の網をガムテープでつけて蚊を防いだ。当然効果は抜群だった。これで蚊に悩まされずに安眠できると安心したのも束の間、チャンコが帰って来た。とても嫌な予感がした。こいつを相手にしてたら明日フラフラになってしまう。気にせず眠ることにした。だが、チャンコは私よりも一枚ウワテだった。とてもうるさいのは毎回のことだった。奴は喋りながらこの狭い車内で放屁した。「殺す」と心の中で連呼した。蚊よりも質が悪い。このまま夜中喋くりまくっているのかと気が滅入った。このままでは帰る頃にはぶっ倒れてしまうと思い酒の勢いで強引に寝た。彼は夜中じゅう起きてゴソゴソしていたのは言うまでもない。
 私は夜明けを見るのが好きだ。人に希望を与えてくれるような感情が湧くからだ。しかし決して爽やかなモンだけではない。私は汗だくの体を滑らせながら緩慢に動き出した。夜明けの風景とミスマッチな俺ら。これでいいのか。
 タックルを準備し、いざ出陣。後に野郎らも出てきた。そして投げまくった、が釣れん。皆少ない脳味噌をフル回転させ、あーでもない、こーでもない、と投げまくっていた。無論俺も。しかし一人水面を弾かせた奴がでた。ひろちゃんだ。ヒットしたのはバイブレーションだった。糞、納得がいかん。俺もバイブで攻めた、が釣れん。勿論チャンコも。
 時間がたつにつれ体が熱くなってきた。勿論やる気になっているのではない。気温が非常に高くなっている。このままでは煮えてしまう。いったん昼飯を食って小休止。なかなかまずいラーメンだった。
 そして我々は以前行った野池に行ったが無駄な努力に終わった。このままではまずい。アブれてしまう。こうして我々はまだ狙ったことの無い野池を攻めることにした。その野池はなかなかの雰囲気だった。実際に雷魚も確認できた。まず、水面を割ったのは俺だった。スピナベで一発。その後も葦際で二発。フロッグで出た。いい感じ。野郎らはアタリのみだった。
 それから近くの野池も雰囲気が良かったので攻めることにした。ここでも俺がフロッグでだした。結構良い型。他の二人はアタリのみが続いた。惜しいところでバラしてしうらしい。それから大体6時ごろまで攻めまくった。結果、
俺4匹、ひろちゃん2匹、チャンコアブれ。日も暮れてきたので我々は帰路することにした。
 帰る途中チャンコは自分の不本意な結果に納得がいかないらしく半分キレかけていた。と、ひろちゃんがよせばいいのにチャンコを慰めた。彼の慰めは私が思うに心理的ダメージを助長するものとしか思えなかった。そしてチャンコは自我崩壊に陥った。この日をチャンコ沈没事件として私の心に刻み込まれた。


マグロ