てらさき雄介の日記
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2024年11月04日(月) 仲野太賀と鞘師里保と阿部サダヲ

11人の賊軍を観た。前評判と予告を聞く限り、如何にも私が好きそうな映画だ。約2時間半の内容だったが、最後まで息つく暇もなかった。面白かった。

印象に残ったのは3人、決死隊隊長の仲野太賀、娼婦の鞘師里保、そして家老の阿部サダヲだ。仲野氏と鞘師を意識したのは初めて。今後も注目するので活躍してもらいたい。

難を言えば、10人の賊軍の配役か。その全員が主人公なのだから、もっとキャスティングに気合を入れた方がいい。上記の2人と山田孝之だけが目立っていた。

あとは露骨なSFX。時代劇に取り入れる時は、周りと調和するよう繊細な配慮が必要。橋を落とすシーンや最後の敵陣の爆発は、少しリアリティに欠ける映像だったと思う。

また家老がコレラ患者の首を次々と落とすシーンは、映画ならではの描写であった。背筋が寒くなった。素晴らしい。ならば等しく他の人の死も、冷酷に描いたらどうか。格好良い戦死等ないのだから。

含めておススメである。今は大分高くなった鑑賞料を払うなら、こういう映画を観た方がいい。大画面に耐えられる時代劇だった。

●今日一日

終日所用


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