てらさき雄介の日記
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2022年03月02日(水) 当事者目線の施設運営は道半ばである

厚生常任委員会の開催日。県立障がい者施設の指定管理について取り上げた。「当事者目線の施設運営」を募集の条件とし、身体拘束・当事者参加・地域移行等について、これまでより踏み込んでいくとの報告だった。

良いことだ。また当然のことだ。だからこそ当面の懸念を申し述べた。「当事者目線」という言葉を、県が使うようになったのは最近のこと。施設内の虐待等いくつかの事件が起こり、その反省から生まれた言葉だ。一方で具体的にどうすることで「当事者目線」が実現できるのか、その解答は未だ定まっていない。

県は条例制定や過去の事件の検証のなかで、それを検討し見極めようとしている。県自身にノウハウが蓄積されていないことを、指定管理に募集する民間事業者にどのように求めていくのか。その事業者のプレゼンが「当事者目線」になっているかを、どのようにチェックし評価していくのか。今一つピンとこない。

通常の指定管理の流れに留まることなく、募集した事業者と一緒に、ざっくばらんなやり取りをしていかなければ、正解は見つかってこない。そういう対応をして欲しいと求めた。上からの押し付けでは、結果うまくいかなくなる。

●今日一日

【午前】
立憲民主党・民権クラブ県議団厚生部会/神奈川県庁
厚生常任委員会(質疑)/同

【午後】
厚生常任委員会(質疑)/同


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