てらさき雄介の日記
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2016年04月14日(木) 全米日系人博物館で感じた「民族」

ロスアンゼルス3日目。全米日系人博物館を訪問。リトルトーキョーの一番端にある。リニューアルした新しい建物。参観者もたくさん。やはり日系らしき人が多い。展示物も豊富だった。

初期にアメリカへ渡った方、その2世・3世、あるいは現在の4世以降。それぞれに苦労がある。日本は移民が少ないが、それでも神奈川は多くの外国人が暮らしている。その気持ちと対処は大いに参考になる。

戦時中の強制収容所については資料が豊富である。住まいのバラックも保存されていた。二度とあってはならないことだ。厳しい状況の中でこそ、国の文化度とレベルは明らかになる。日本はどうだろうか。

さて移住した日本人たちはは、決して日本を捨てた訳ではない。ここにあるノートや教科書、子どもの遊び道具、等々。結果として帰れなかったに過ぎない。日本は長く祖国であり続けたのだ。

今やアメリカ社会の指導的地位には、多くの日系人がいる。移民とその子孫たちは、日本にとっても大きな財産である。博物館の随所から感じる「民族」というものに、改めて気付かされた。

●今日一日

終日ロスアンゼルス滞在


日系人収容所の絵


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