てらさき雄介の日記
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2015年11月05日(木) チップ全額を皆んなで分け合うバンコクのバー

バンコクのバー。多国籍の客で満席だ。店員が気を効かせて隅っこに椅子を置いてくれた。帳場のすぐ横。目の前にはチップボックスがある。客が残したチップを店員が入れる箱だ。閉店後に店員が皆んなでわける。正規の給与はゼロに近い。こちらが主な収入源になる。

チビチビ飲みながら客と店員の動きを見ていた。コインから札。数百バーツを残す太っ腹な客もいる。すると驚くべきことが。店員の誰一人としてチップを懐に入れない。生バンドの音と室内の暗さで、正直どこにどうしようとわかなない。しかし全額をきちんと入れている。

生活から生まれたタイ人の文化だろう。貧しい層ほど助け合いの風土があると聞いたこともある。ホテルのベッドメイクも同様のスタイルらしい。ああこういう国に豊かになって欲しいな。世界で名誉ある地位を築いて欲しいな。等など。酔いながらそう思った。

●今日一日

終日所用


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