てらさき雄介の日記
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2012年10月03日(水) 「県民から意見は聞かない」

厚生常任委員会で質疑。准看護師の養成停止に関して、特に民間養成機関に対する補助金の停止について疑問を述べた。冷静にやろうと考えていたが、納得できない答弁が繰り返され、不本意ながら段々と語気が強まってしまった。この点は未熟と反省。

まずは補助金とは何かという認識が県当局は薄い。補助金とは決して付き合いで出しているのではない。県として必要と思う施策を実現するひとつの手段であるはずだ。

准看護師の件で言えば、これまで長きにわたり養成機関に補助金を出していたのは、県として‘准看護師が必要’と判断したからこそ。その方針を転換するなら、関係者や県民との丁寧な協議は必須。また一定の時間も必要。当たり前のことだ。

また「何より医療サービスを受ける県民の意見を聞くべき。」との質問に、「県民から意見を聞くつもりはない。」と答弁されたことには唖然。「看護師と准看護師の見分けが付かない」も事実誤認。

一部の業界団体のために県政があるのではない。あり方検討会のメンバー選定も含めて、サービスを提供する側の視点が先行している。何のために看護教育のあり方を論じているのか。原点を見失ってはいけない。

さて今後。「県は一つ下って、改めて丁寧な協議を」と要望した。平行線の議論を噛み合わせるには、まずは行政こそ姿勢を変えていくべき。今のまま推移しては互いに不幸だ。

●今日一日

【午前】
質問作成/県庁
厚生常任委員会/同

【午後】
厚生常任委員会/県庁
予算委員会に向けて検討作業/同

【夜】
厚生常任委員会/県庁


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