てらさき雄介の日記
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2012年03月14日(水) 「ページをめくり過ぎました」

予算委員会で約40分間にわたり発言。かねてからの主張を展開し、一定の成果も出せたと思う。内容は後日改めて報告したいが、今日のテーマは同じ会議における別の話。

ある議員の質問に対して、担当行政幹部から答弁があった。その内容は何と、議員が“質問していない”こと。

議員「そんなことは聞いていません!」

幹部「すいません。ページをめくり過ぎました。」

・・・・・・。

公式の委員会における実際のやり取りである。その後上司からお詫びの答弁があったが、これは単なる軽口や失言で済む話ではない。これほど露骨でなくても、類似する事例はこれまでにもあった。

質問者から事前に質問の内容を聞き、すべての答弁をペーパーで用意する。当日は淡々とそれを読むだけ。そんなことを日々繰り返しているから、笑えない寸劇のような話になる。

質問通告とは、会議の主催者、予算委員会の場合は委員長に対して行われる。これは議事進行の都合。あくまで議会内の制度でしかない。結果として行政側に伝わるのは、あくまで番外編のサービスでしかない。

神奈川も日本も行き詰っている。役所も議会も、自らの仕事が何であるか、改めてその責任を考えるとき。楽をしてはいけない。例え恥をかくことがあっても、自らの言葉で堂々と訴えるべきなのだ。

●今日一日

【午前】
予算委員打合せ/民主党控室・県庁
予算委員会/大会議場・県庁

【午後】
予算委員会/大会議場・県庁
予算委員打合せ/民主党・県庁

*「国会1年生」(松岡広隆著・ヨシモトブックス)読みました
*「知事誕生」(神奈川新聞報道部編著・神奈川新聞)読みました


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