てらさき雄介の日記
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2010年08月03日(火) 工事請負契約

先の定例会で‘党議拘束’について議論になった。かねてから主張している通り、あまりキツ過ぎるのは良くない。特に二元代表制においては、行政に対する議員の力を弱くする。

さて直接の議案は工事請負契約だった。議会の議決を5億円から6億円の基準に変えるというもの。まあどちらでもいいと思う。そもそも工事請負契約が議会承認である理由がわからない。

他にもある。不動産の取得や副知事をはじめとする人事の承認だ。惰性で当たり前に提案されているが、これらは基本的に行政の権限であるべき。そこに細かく意見することが、議会本来の仕事ではないと考えている。

条例の制定と予算の議決。この2つがあれば十分だ。行政に対する拒否権のみならず、ルールを議会単独で変えることが出来るのだから。そして地方議会の仕事を、国が一律に規定していることが間違い。

さて‘議会の権能’という言葉が流行っている。議会基本条例の制定に向けた経過でも使われた。しかし議会制民主主義の力とは制度に依るのではなく、主権者と代議員個々人の意思と能力に他ならないはず。

カタチから入るのは好きではない。これは性格もあるだろう。惰性でもない。強制でもない。それぞれの自由を大切にする政治が出来ないものか。どうもいけない・・。二大政党は合わないのだろうか。

●今日一日

終日お休み

第二回定例会で土地取得を議決した県芸術劇場


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