てらさき雄介の日記
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2010年01月03日(日) 天皇の政治利用

今上天皇と中国習近平氏との会談について、色々な批判が渦巻いている。確かに慣例は違えた。しかしルールを変えることは悪くはないので、政府は堂々とその理由を説明すべき。

さて本題は政治利用かどうか。これは政治利用だろう。いや天皇は憲法が定める地位であって、国際基準では元首格である以上、その存在が政治の枠外になることはあり得ない。

「過去天皇は政治に利用されてこなかったのに」という主張もあるが、私なりに歴史を検証すれば、むしろ日本の歴史とは国家統合の象徴に、時の政治が天皇を利用してきたのが実態。

私はそれが悪いとは思わない。天皇制については思うところもあるが、安易にそれを語らないのは、天皇とは日本にとって重い存在であるから。頭の体操を越えた部分で、日本の歴史に深く根付いているから。

もちろん議論はすべき。以前から私は天皇を天皇と呼ぶ。憲法にもそう書いてあるし、何より正式な呼び名だから。しかし「何故陛下を付けないのか」と真顔でよく批判を受ける。これはどうなのか。

最後に今回の騒動に対する意見。政治利用と言えばそうだろう。しかし天皇とは政治的存在。要はそれを踏まえて一線をどこで引くか。その意味では習近平氏との会談は間違いではない。

●今日一日

【午前】
青葉地区自治会連合会賀詞交歓会/青葉

【午後】
挨拶まわり/市南部〜中部


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