てらさき雄介の日記
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2009年11月22日(日) 道州制と言っても

尾崎行雄杯争奪演説大会が、相模原市立あじさい会館で開催された。例年通りお手伝いするつもりだったが、残念ながら急用のため参加できなかった。松沢知事も審査員で来られたそう。申し訳ない。

さて横浜は遠い。感覚としては都内よりも遠い。自らもまた相模原都民である証拠だろう。しかし県議の主戦場は、横浜市中区日本大通りにある県庁の、そのまた中にある県議会議場である。

2年半県議会での議論に加わって、ふたつの大きな‘空洞’を県政が抱えていることを痛感する。ひとつは県内に、2つ政令市と2つの中核市があること。ふたつは県よりも、財政力のある自治体が多いことだ。

自らが主眼においている福祉政策にしても、その多くは政令市以外の区域を対象としているし、県に言われるまでもなく市町村独自で取り組んでいる自治体も多い。

そのことに矛盾を感じた人たちが、道州制を主張するのはわからないでもない。しかし一方県は、現在果たすべき役割を、限界までやっているのだろうか。

仕事がしにくいのは、制度が問題なのだろうか。違う。人なのだ。政治の質なのだ。減少傾向にあるとは言え、県に入る県民税は膨大。この適正利用をもっと進めれば、県政不要論を実態として超えられるのではないか。

国が主導する改革は遅い。道州制と言ったところで、果たしていつのことか。冗談ではなく、地球連邦政府が出来る方が早いかもしれない。遠くを見るのはいい。しかし県民生活の窮乏は待ったなしの状況だ。

今出来ることをもっとすべきだ。

●今日一日

【午前】
お休み

【午後】
打合せ(議会)/横浜市西区


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