てらさき雄介の日記
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2009年03月29日(日) 金で買えない場所

市内田名地区に新たな遺跡が発見されたのが、今から12年前の市議になり立ての頃だった。近隣の区画整理中のことで、「出てしまった」というマイナス表現だったのを記憶している。

しかしその遺跡が凄かった。旧石器時代の定住跡だったのだ。すなわち旧石器時代は人類は定住していなかったという定説を覆す証拠であり、発見の後は、文献や教科書などの記載が変わったとも聞いている。

その遺跡すぐ横に、市が‘学習館’をオープンした。来賓としてお招きいただき開館式に参加したが、素直に良い施設と思った。今後の運営についても、館内ガイドを地域のボランティアにやって頂くのは頼もしい。

元々何もないところに無理やり何かを建設しても、それは行政の恣意性が全面に出て、地域に根ざした意義ある場所にはなりにくい。その意味で、遺跡という金で買えない財産を活かし、‘学習館’をつくろうという発想は良いと考える。

開館に立ち会った者として、今後の施設運営や周辺整備についても、しっかり地元県議として取り組んでいきたい。

【今日一日】
 9:00 ダンス協会演技発表会/富士見
10:00 (社)倫理研究所講演会/中央
10:30 史跡田名向原遺跡学習館開館式/田名
12:00 支援者訪問/富士見
14:00 ビラポスティング活動/南橋本地区
17:00 会合(党)/城山町中沢
旧石器時代の定住跡


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