てらさき雄介の日記
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2009年02月22日(日) 県民投票制度

相模原市との合併にあたって、旧藤野町・相模湖町・城山町は住民投票を行った。投票の結果反対が多かった旧相模湖町は無論のこと、投票の結果賛成が多かった旧藤野町・旧城山町でも、現在に至る‘禍根’が多く残っている。

投票になったとき、そのテーマのみが問われることはない。その時の他多くの時事テーマ、賛成・反対者との人間関係、そして各党派の思惑などなど。過去住民投票を行った地方都市をいくつか視察したことがあるが、同様の悩みをそれぞれが感じていた。

今回政令市の件で、私自身が住民投票に賛成しなかった理由は、投票することによっての移行に与える影響を考えたからだ。それは移行を推進したいという自らの思いのみならず、投票の結果賛成が多いという実感があったからこそ、その結果に添えなくなることを恐れた面もある。

さて民主党は住民投票の常設化を目指しているし、かつて市議会の総括質疑で、故小川市長に対して意見したこともある。しかし市の経営に携わる(県議だがその自負は持っている)ものとして、投票の結果についても思いを馳せざるを得ない。

住民投票を行うにあたって重要なのは、投票に至るまで、しっかり時間をかけて議論すること。そして投票の結果が出たら、双方が和解するという土壌をつくること。繰り返しだが、合併の後遺症に悩む津久井地域の現状が、その重要性を現している。

さて県議会には現在、知事から自治基本条例が提案されている。その条文には県民投票が明記されている。条例には民主党県議団として、前回議会で賛成を決めているが、住民投票の詳細なルールについては、今後より具体的に議論しなくてはならない。

【今日一日】
18:00 会合(支援者)/中央


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