てらさき雄介の日記
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2008年10月02日(木) 妙な質疑

厚生常任委員会が開かれた。‘禁煙条例’について、ある議員から妙な質疑があった。

知事が取材を受けた記事や、同条例について取り上げたテレビニュースについて、正式名(それでも仮称)の‘受動喫煙防止条例’ではなく‘禁煙条例’になっていたのは問題という内容だ。

また県庁として記事が出る都度、内容をチェックして、誤り(?)があれば訂正を求めるべきとも言う。その議員の所属する会派の主張により、名称(それでも仮称)変更が行われてことを鑑み、その通りに呼ばれないことに腹を立てているらしい。

そんなこと出来るわけがない!「訂正して」と頼んで、「はい、訂正します」というマスコミがいるのか。またそんなマスコミならば、それこそジャーナリズムではない。

政治家や役所は、マスコミから取材を受ける義務がある。そしてマスコミは、自由にその論評をする権利がある。‘受動喫煙防止条例’を、‘禁煙条例’を書こうが、‘タバコ吸わない条例’と書こうが、公権力である行政が、それに都度意見を言うなど考えられない。

週刊誌や新聞の内容は、時として事実誤認もあるし、ましてや誇張は頻繁に行われる。しかし例えばだが、麻生総理を‘悪人’と評した記事に対して、イチイチ首相官邸が抗議するだろうか。するはずもない・・・。

貴重な厚生常任委員会の時間に、県民にとって関心の高い‘禁煙条例’について取り上げるならば、賛否は別にしてもっと良い切り口があるのではないか。

まあ大きなお世話か。

【今日一日】
 8:50 調査活動/県庁
10:30 厚生常任委員会/同
17:45 保健福祉部・環境農政部・教委と打合せ/同
18:30 同僚議員と懇談会/横浜市中区
委員会室の入口


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