てらさき雄介の日記
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2008年09月25日(木) カジノは慎重に

今日から一般質問だ。長田進治議員(自民党・海老名市)による、カジノ構想についての質疑は印象的だった。

松沢知事は国に対して、カジノ設置に向けての法改正を求め、京浜臨海地域に誘致を目指している。

長田議員は、これに異を唱える主張を展開した。私もカジノ設置は慎重に考えている。日本におけるカジノは、メリットよりもデメリットの方が大きい。

カジノと言えば、韓国やマカオが例に挙げられる。しかし双方とも、外国人専用。あくまで外貨獲得の手段として、国策で設置しているのだ。

韓国のように経済力のある国で、何故自国人を立ち入り禁止にしているか。それはカジノが遊戯ではなく、まさに賭博であり、結果国民の経済に良い影響を与えないことを知っているからだ。

パチンコなどのように、レートが固定されている場合は、一日打ち続けても金額はある程度決まっている。麻雀も然り。しかしバカラやブラックジャックは、レートがあってないようなもの。

しばらく座っていれば全財産をかけることも可能だし、結果破産者が続出することは目に見えている。また賭博とは、金持ちから金を吸い込むシステムではなく、金のない人から金を巻き上げる制度でもある。

どうしてもカジノというならば、他の国に倣って、外国人専用とすべきだろう。しかし世界有数の物価高である日本に、カジノがあるからと観光客が来るだろうか。

観光地の整備、空港からのアクセスなど、観光客の誘致には総合的な対策が必要。それをしないまま、カジノをつくろうという発想は、安易かつ時期尚早だ。

国において、いまだ決まった話ではない。しかし神奈川県が、その牽引になってしまうかのような事態は、何としても避けたいと考えている。

【今日一日】
11:20 調査活動/県庁
12:20 党県議団会議/同
13:00 本会議
18:45 同僚議員・県職員と懇談会/横浜市中区


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