てらさき雄介の日記
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2007年07月20日(金) 全国比例選挙の間違い

参議院選挙は、比例代表選挙もある。以前は政党名のみ記載する、純粋な比例代表だったが、現在は候補者の名前もアリとするやり方だ。

これは「非拘束名簿式」と言うもので、書かれた個人名の多さによって名簿の順位が変わる。候補者とすれば、党名ではなく個人名での投票を依頼する。

党名と個人名のどちらでもいいので、投票する方も、運動する側もとてもわかりにくいのが現状だ。結果前回参議院選挙での民主党の場合、得票の7割方が党名での投票になっている。

学生時代に雄弁部で選挙制度の勉強をした。時節柄国会でもそれがテーマだった。結果一番良い制度と思われたのが、同じく「非拘束名簿式」だった。しかしあくまで個人名での投票のみ。

さて今回の参議院選挙だ。比例候補者は“使い捨て”も含めて、数百人も立候補している。しかも選挙区は全国。主権者と話す機会すら厳しい。

制度の改善が必要だ。そもそも「非拘束名簿式」になったのは、党名での選挙に限界を感じた自民党の発案によるもの。組織団体が多いため、制度を変えた方が有利になると判断したのだ。

しかし思惑は外れた。民主党の支援団体が増えたわけではないが、自民党の支援団体が、選挙を十分に出来る体制ではなくなってきた。

よく言われていることだが、参議院は衆議院とは違った選挙制度にしなくてはならない。

【今日一日】
終日療養


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