てらさき雄介の日記
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2007年04月28日(土) 初メーデー

相模原地域連合が主催したメーデーに参加した。労働者の政権をつくるため、日頃活動しているつもりだが、この祭典には初めての参加だ。

政治集会の趣を残しながらも、家族連れで楽しめる工夫があった。少しでも参加者を多くしようという、関係者各位の努力には頭が下がる。

戦前は弾圧の中にあったが、昭和21年に開催の復活第一回については、以下の決議が採択されている。現在とは比較のしようがないが、表現がかなり過激で私の趣味ではない。

また内容についても、広く労働者の意見を集約しているとは思えず、社共両党による政党主導の影が見える。しかし誤解を恐れず言えば、決議の内容については、現在と同じ課題もある。○印を付けてみた。

決議
○一、保守反動政権反対、社会党(民主党に直す!)を首班とする民主人民政府を即時樹立せよ
 一、戦争犯罪人を根こそぎ追放しろ
 一、食糧人民管理、働けるだけ食わせろ
 一、隠匿物資の摘発、大邸宅を開放せよ
 一、強権発動絶対反対、自主的供出の促進
 一、生産管理弾圧絶対反対
 一、罷業権、団体交渉権の確立
○一、労働関係調整法絶対反対
 一、生産即時再開、失業者に食を与へよ
○一、クビキリ絶対反対、工場閉鎖反対
○一、失業手当法、失業保険法の制定
 一、七時間労働、週休制の確立
○一、働く母性を保護せよ
○一、同一労働、同一賃銀
○一、生活費を基準とする最低賃銀制の確立
 一、勤労所得税を即時撤廃せよ
 一、戦災者、引揚者に仕事と住宅を与へろ
 一、産業別単一労働組合の結成、労働戦線統一
 一、民主人民戦線即時結成
 一、世界労働組合連盟への参加
 一、在留朝鮮人、台湾省民に対する政治、社会、経済、文化的行動の自由
 一、人民の手による人民の憲法
○一、民主的平和日本の建設
 
一九四六年五月一日 十七回東京地方メーデー

労働組合と議員とは、選挙の支援を通じての付き合いが多い。しかし「この議員が本当に労働者の代弁者なのだろうか?」と思うことも多々あり、具体的政策の整合性を、日常活動のなかで付けていく必要がある。

階級対立を煽る政治は誤りだが、一方はっきりさせるべき対立軸は、ぼかさずに見据えていく必要がある。

【今日一日】
 9:30相模原地域メーデー/下九沢
12:00支援者と会食/上鶴間
15:00事務所片付け/事務所
19:00渡辺良一市議選挙報告会/田名


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