てらさき雄介の日記
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2007年01月22日(月) |
宮崎県知事選挙について |
そのまんま東氏が圧勝した。たけし軍団は大好きだから、幼少の頃から東氏も見ていた。不思議な感じだ。
さて今回、民主党の対応はどうだったか。独自候補でないにしろ、前職後継ではない候補者を支援する態勢がとれたことは、相乗りにならなかっただけ良い。
しかし結果敗れたのだから、反省すべき点はあろう。先般福島県知事選挙で勝利した際に、“勝利の方程式”を考えた。
一、民主党支持層は確実に 二、無党派層の過半数から支持を得る 三、自民支持層の一部から支持を得る
これがないと、たった一人しか当選できない首長選挙では勝てない。今回はどうだったか。無党派層の大半のみならず、民主党支持層も半数が東氏に投票している。
自らの支持層のみに固執すべきではないが、逆に言えばそこすら支持を得られなくて、どうして幅広い層にアピールできるのだろうか。
現状候補者の選定には、限られた数人しか入らない。権力闘争の一端である選考過程は、大衆議論にはむかないとの定説もある。しかし将来のあり方としてはどうか。
予備選挙をはじめとした、多くの大衆議論のなかで、今後は候補者が選ばれるべきではないか。少なくとも党推薦・公認候補にするならば、党員に情報公開しながら候補者が決められるべきだろう。
知事にそのまんま東氏を選んだことは、宮崎県民にとって勇気が必要だったはずだ。行政能力は未知数だ。しかしこれは民主党も同じ。政権運営をしたことはない。それでも政権を預けてもらわねばならない。
テレビを通じて東氏の演説を聞いたが、なかなかのものと思った。そして当選後の会見もいい。緊張感で一杯だった。
県知事に加わる圧力や誘惑は、想像を絶するものだろう。今回の宮崎県民の勇気が無にならないよう、初心を忘れずに頑張ってもらいたい。期待している。
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