てらさき雄介の日記
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相模原市津久井町青根に宿泊した。現在は集落に1軒しかない旅館だ。以前友人が飛び込みでポスターを貼って頂いた。
手持ちのお金がなかったので、郵便局に行くと、今年6月で閉鎖されたとのこと。「ご用は津久井郵便局まで」と張り紙があるが、今更そこまでは戻れない。
近くに農協があることを発見し、そこで郵便局カードが使えた。後で聞いたところでは、この農協も今後の見通しは不透明とのこと。
青根のお宅を1軒1軒飛び込みで、暗くなるまで数十軒まわった。昔ながらの造りの家が多く、またお年寄りが多いことも気付く。
医療施設としては、国民健康保険診療所があるが、合併後にどうなるか不安が多いそうだ。また小・中学校の存続も課題とのこと。
旅館に戻り、風呂に入る。その後1Fの食堂に行くと、近くにお住まいの元町議の方が、わざわざ駆けつけて下さっている。
また近所の方にもお声がけを頂き、食事をしながら多くのご意見を伺う。初めて聞く話し、聞いてはいたが初めて実感する話し、他本当に有意義な夜だった。
旧津久井町のなかでもこの地域は、合併について反対の方が多かったそうだ。それは高齢化・過疎化するなかで、大相模原市の外郭になってしまうことへの危機感だった。
効率化のもとで金銭の大小が影響して良いのは、あくまで生活のプラスアルファについてだ。生きていく上での基本的なことは、皆で助けあう社会にしなくてはならない。経済の原語たる経世済民を忘れてはいけない。
ましてや合併して同じ市だ。格差を助長することは許されないし、むしろそれをなくすための合併ではないか。
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