てらさき雄介の日記
DiaryINDEXpastwill


2006年08月03日(木) 宗教と政治

政教分離は近代民主主義の基本とされているが、一方で双方は切り離せない関係を持つ。今日も、「車の両輪では」というお話しも聞いた。その通りだ。

政策の基本は、生活であると同時に理念・哲学でもある。その根底にはそれぞれの宗教観もある。当然私にもだ。

一方で、宗教は常に政治に影響を与えるが、公明党・創価学会のようになると考えものだ。一定の遠慮や理性が大切だろう。

今、イスラエルとレバノンが戦争をしている。領土問題が基本だが、宗教的テーゼも出され、宗教戦争に発展する形勢もある。

先般国際会議の際にブッシュ大統領とブレア首相の個人的会話が、実はマイクが着いていて、内容が周辺に聞こえたとニュースでやっていた。

「ヒズボラのやっているクソのような行為を止めさせるのに、よりによってシリアに頼まなくてはならないとはね。」ブッシュ氏談。

‘クソ’も凄いが、‘よりによって’も酷い。非公式な会話でも、聞こえてしまった時点で言い訳は聞けない。

この会話のなかには、宗教的な差別感が現れている。仏陀もイエスもマホメットも、寛容な精神をうたっていると経典にはあるが、現在の状況を見る限り親の心子知らずだ。

墓に手を合わせる自然な宗教心を、人間として今後も大切にしていきたい。父方、母方双方の祖父母の墓が、比較的近くにある。今年はお参りにいきたい。


てらさき雄介 |MAILHomePage