てらさき雄介の日記
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2006年06月24日(土) 不思議な街、天理市

党県連団体交流委員会の企画で、天理市へ来ている。宗教法人「天理教」との交流が趣旨だ。

宗教団体との交流ということで、ひかれる方もいらしゃるかもしれないが、どのような皆さんからも、意見交換していく姿勢が二大政党には必要だろう。もちろん悪質な、反社会的団体は除くが。

実は私は天理教とは、いささかの縁がある。母校である明大中野八王子高校が、創設者から現在の校長に至るまで、代々天理教だったのだ。戦前の創立当時は、教義に基づく教育をしていたそうだが、戦後明大の付属になるにあたり、宗教色を一切排除したと聞いている。

今日は横浜駅に集合して、団体バスに乗り、延々と天理まで約7時間。とても遠い。体のでかい私には、いささか堪えた。東名から名阪に移り、天理のインターを降りると、そこには不思議な光景が広がっている。

どこを見ても宗教施設だ。同教は神統系なので、建物が神社っぽくなっており、いかにも奈良らしい宗教都市の趣きを呈している。

かねてから不思議だったのは、自治体天理市と天理教の関係だ。最近相模原市内の駅にも、天理市作成の観光誘致ポスターがはってある。そこには天理教も名を連ねており、書いてある内容も、天理教の街であることを公言している。

しかし名前を、天理教にちなんで天理市としら位だから、外からはわからない地域の歴史と現状があるのだろう。

行きのバスで、幹事である高谷清県議が話していたが、宗教法人は固定資産税を取られない。しかしここまで施設がたくさんあると、そこから税が入らないと、市は経営が苦しくなる。その分は、市と天理教で話し合いをして、寄付というカタチで納金しているそうだ。

諸外国には、多くこういう宗教都市があるが、知る限り日本ではここしかあるまい。不思議な街だ。こういう街があっていいと思うし、むしろ興味深い気がする。


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