てらさき雄介の日記
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2006年01月01日(日) 新年に改めて決意する

「新年あけましてあめでとうございます。」

年明けの瞬間は、毎年消防団の詰所で迎える。歳末警戒中のためだ。

テレビを皆で見ていると、CMなどの際に、リモコンで他のチャンネルに回したりする。

自称公共放送では、除夜の鐘、行く年来る年だ。

民放1では、ジャニーズのカウントダウンコンサート。野ブタにプロデュースからマッチまで出ている。

民放2では、ナイナイ岡村が火の玉を受け止める。こういうばかばかしい企画は大好きだ。

脈絡もない多くの番組が、同じ時間に放送され、多くの人々が自分の趣味でそれを見ている。

同じような光景に出会うことがある。

小田急相模大野駅での夕立だ。

この駅は、夕方の演説場所としては適していない。色々な人が、それぞれ駅で自分の仕事をしているからだ。

居酒屋・風俗店のチラシやティッシュ配り。ペットを飼ってくれる人を探す市民団体。ギターを持ち、語り弾きをする人。

雑多だが、そういう中で“浮き”ながら演説するのも悪くない。

人間は自分の嫌いなものは許容しにくい。

個人でもそうだが、組織になるとより排他的になる。

大分以前どこかの国で、ある政治家が、他の政治家に言ったそうだ。

「私はあなたの提案に対しては、命をかけて反対する。しかし、あなたがそれを言う権利は、命をかけて守る。」

大げさに聞こえるかもしれないが、多くの点で発言が不自由になっている昨今だと思う。

人権保護法なるものにより、社会的に規制をかける動きもある。

憲法改正に向けた国民投票法案は、現在与野党で調整中だが、自民案にあったメディア規制の項目にはビックリした。

人類はそれほど長い期間、言論・表現の自由を保っているわけではない。

いや、初期段階とも言える。

だからこそ、この自由を守らなくてはと決意する。


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