てらさき雄介の日記
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2005年07月27日(水) 明大マスコミクラブ納涼会

明大マスコミクラブ(通称MMC)の納涼会に行ってきました。ある会で偶然知り合った方にお誘い頂き、初めての参加です。

銀座の三越交差点角にあるビアホールで開催され、マスコミ関係者や現役学生など多くの参加で盛会でした。

明大雄弁部の先輩でありテレビ東京OBでもある、田中良都議の挨拶が印象的でした。

『マスコミの始まりは新聞。その新聞を福沢諭吉が中心につくったのには経緯がある。

明治維新に際して伊藤博文を中心に海外へ行き各種制度を学んだ際に、近代国家をつくるにはやはりマスコミがなくてはならないということになった。

伊藤は帰国後福沢を訪ね、お金も人も出すので日本にマスコミをつくって欲しいと頼んだ。

福沢の答えは了、しかし条件があるとのこと。“お金も人も出してもらう必要はない。しかし政府の批判も好きに書かせてもらう”

この日本最初のマスコミ人の精神を忘れないでほしい。』

含蓄のある話でした。記者クラブ制度のみが悪いわけではありません。日本の伝統構造自体が、残念ながら長いものに巻かれることを助長している点もあります。

しかし真実を追求することが、主権者たる国民の利益に反する例を私は知りません。あらゆる権力や組織から独立して、引き続きマスコミで仕事をされている皆様には頑張ってほしいです。


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