てらさき雄介の日記
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2005年06月29日(水) 宮城での警察予算執行停止は当然

宮城県知事が県警の“捜査報償費”の、予算執行を停止した問題で、警察庁まで巻き込んだ騒動になっています。

ことの発端は、県知事が県警に対して“捜査報償費用”の予算執行について内容の提示を求めたことです。

信じられないことに県警はこれを拒否し、結果県知事は「予算の適正な執行が担保されない」ということで、予算執行そのものを停止しました。

“捜査報償費”は捜査協力者や情報提供者に支払われる費用のことで、宮城の場合、年間1600万円が計上されています。

この種の予算が必要なことは、警察の仕事上当然です。場合によっては「金で買って」でも得るべき情報があることも理解できます。

でもしかし、最終責任者はあくまで県知事です。その県知事に対して提示できない内容があること自体、警察のおごりと言えます。

シビリアンコントロールとは、軍隊だけでなく警察についても同じ原則が適用されるのです。

神奈川県警の現状は詳細についてまだ知りませんが、県議会議員の仕事の範疇ですので、一層の関心を持って今後を見守っていきます。


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