てらさき雄介の日記
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2005年06月10日(金) 成功病と大企業病

松沢成文県知事が主催する、「神奈川から日本再生」シンポジウムに参加しました。横浜国際フォーラムに行くのは、新進党の結党大会以来十数年ぶりです。

神奈川の誇る企業である日産自動車の副会長が、パネリストとして知事と意見交換をされていました。

過去経営不振に陥っていた日産自動車の何がいけなかったのか、何を克服したことによって黒字に転換したのか、司会者から質問がありました。

同副会長によると、日産自動車は「成功病と大企業病」にかかっていたとのこと。

売り手である生産者本位ではなく、買い手であるお客様本位に転換したことが不振脱却の鍵だったそうです。具体的に言うと、良い製品をつくるのではなく、お客様が望む製品をつくるよう心がけているそうです。

松沢知事も別の表現で言われていましたが、まさに現在の役所がかかっている病気とも言えます。特に中央官庁に多いようです。

カルロス・ゴーンのやり方が全て正しいとは思いませんが、政治のリーダーシップによって行政改革を断行すべきことは確かです。


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